niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

D坂の美少年

D坂の美少年 (講談社タイガ)D坂の美少年 (講談社タイガ)
西尾 維新,キナコ

講談社
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 私、瞳島眉美はこの度、指輪学園の次期生徒会長に立候補することになりました!
 自他ともに認めるクズであるこの私に、清き一票を!

「…………………………………………」

どうしてこうなった!


 美少年探偵団の副団長・咲口長広は現生徒会長でもある。彼が推していた次期会長候補者が轢き逃げに遭ってしまう。次期生徒会長が誰になるかで学園の今後が左右される。もしや何らかの陰謀が、ということで事件の解決に乗り出す探偵団。そしてスケープゴートとして選挙に立候補することになった眉美は、無事に当選することができるのか。
 物語は、学園に不穏な影がさす新展開へ!


 なんか、球磨川禊の再来のような、詐欺師以上に物騒な輩が登場。現実主義と平等主義の塊である無個性による個性の駆逐? 数巻に渡って対決しそうな流れだけど、終わりは美しく閉じられるのか、それとも…?
 そして、過去の全てのシリーズで描かれているテーマ「成長」と「変化」がついに今巻で登場。
 人は常に変わる。いつまでも今のままではいることはできない。だからこそ、過去を美しい思い出として振り返るために、今を美しく生きる。後悔しないように。

テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌

銀魂―ぎんたま― 68

銀魂―ぎんたま― 68 (ジャンプコミックス)銀魂―ぎんたま― 68 (ジャンプコミックス)
空知 英秋

集英社
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 真選組、そして御庭番衆が戦線に加わるが、解放軍もまた新たな兵器、そして荼吉尼、辰羅、夜兎ら傭兵部族を戦線に投じる。解放軍の猛攻を止めるため、かぶき町の面々が取った策とは。一方、敵中の坂本らもまた、ただ大人しくしているつもりはなかった。地球と宇宙、それぞれの戦闘はまだ始まったばかり!

 以下、少々ネタバレ含む感想。

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テーマ:銀魂 - ジャンル:アニメ・コミック

パノラマ島美談

パノラマ島美談 (講談社タイガ)パノラマ島美談 (講談社タイガ)
西尾 維新,キナコ

講談社
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 美少年探偵団が冬季合宿の舞台に選んだ孤島、野良間島。そこでは、かつて指輪学園に勤めていた教師が生活していた。
 彼女の芸術を見たいという探偵団の申し出に対し、元教師――永久井こわ子の回答は「見られるものなら見てみたら?」
 島中を奔走し、意見を交わし、頭を働かせた探偵団の面々が観た、永久井こわ子が製作した「絵」とは――。


 表題作のほか、2つの短編を収録。表題作は美術系謎解きなので、読む人によってはすごくもやもやするかも。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

QED 河童伝説

QED  河童伝説 (講談社ノベルス)QED 河童伝説 (講談社ノベルス)
高田 崇史

講談社
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 なぜ河童はきゅうりが好物なのか。
 なぜ河童は金を嫌うのか。
 なぜ河童は優れた傷薬を所有していたのか。
 なぜ天神様、菅原道真公は河童とされているのか。
 そして、なぜ、河童は河に棲む「河の民」なのか。

 河童にまつわる数々の伝承の裏には、実在していたことすら糊塗された、悲哀に満ち満ちた河童の歴史が隠されていた――。


 伝承を「どうして」と疑問を抱かず、「そうなんだ」と鵜呑みにすることが、いかに愚かしいことか。そして「伝承」は、現代では「情報」を指す。伝えられた情報だけでなく、伝えられなかった情報にも意識を向け考えられるようになれば、きっと虚報に騙されることも誤報に惑わされることも抑えられるはず。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

QED 竹取伝説

QED 竹取伝説 (講談社ノベルス)QED 竹取伝説 (講談社ノベルス)
高田 崇史

講談社
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 なぜ輝夜姫は竹の中から登場したのか。
 なぜ竹林から金が出たのか。
 なぜ五人の求婚者は全くの創作ではないのか。
 なぜ『竹取物語』なのか。
 そして、『輝夜姫』とは誰なのか。
 全ての疑問が解かれた時、『竹取物語』は悲哀の人生を辿った輝夜姫の鎮魂の物語となる――!


 古典だからこそ、作者の意図、そして時代背景を深く読むことが大事だということがわかります。

テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

実話怪談 出没地帯

実話怪談 出没地帯実話怪談 出没地帯
川奈 まり子

河出書房新社
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 いないはずの第三者が現れた、北大塚のラブホテル。
 江戸時代に処刑された刑罰者のように白い布で顔を隠した何者かを目撃した、目黒の邸宅の敷地内にある蔵。
 不気味な子供を見かけた、鎌倉市にある、とある未解決事件の現場。
 自身が体験したり、知人から伺った怪奇譚をドライながら生々しい筆致でつづった実話怪談集。

 現在も存在する場所もあれば、今はもうない場所もある。しかし建物はないが土地は残っている。もしそこに新たに何かが建てられたら。もし自分がそこを訪れることになったら……。
 情報が伝わらないだけで、きっと、こういう場所はもっとあるのだろう。生者・死者を問わず、人の思いが建物や土地のそこかしこに染み込み、電波と同じく、波長が合わない人間には何も見えず聞こえず感じられず、波長が合った人間の前でのみ再生される。だから同じ場所で見た人と見なかった人が出る。
 そして本書に限らず全ての怪談に通ずることだが、真にゾッとするのは、『タクシーの夜』など「なんだかよくわからないもの」の話だ。幽霊でもなく、自身の体験故に都市伝説でもなく、錯覚の類でもない。「そういうことか」と得心する結末もなく、ただ厭な気持ちだけが残る話。
 そういう話は、怖いというより、ただただ厭らしい。だからゾッとする。

テーマ:怖い話 - ジャンル:サブカル

悲衛伝

悲衛伝 (講談社ノベルス)悲衛伝 (講談社ノベルス)
西尾 維新

講談社
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 地球と戦うための新たな力とするために、宇宙に浮かぶ人工衛星の中で科学と魔法の融合実験を続ける地球撲滅軍・不明室のツートップである、左博士と酸ヶ湯博士。そんな二人の実験に付き合わされるべく同行している、“醜悪”と呼ばれる英雄・空々空とその仲間(?)たち。
 何が起きても感動せず、全てを受け入れる異形の精神を持った、自室に戻った英雄を待ち受けていたのは、“月”を名乗るバニーガールだった。
 彼女が英雄に接触してきた目的。それは「衛星である自分を含めた全ての惑星を“説得”してみないか」という提案だった。成功すれば、人類と地球の停戦が実現するかもしれないという。
 星を説得するという、前代未聞の難題に、異形の英雄はどう立ち向かうのか。


 星々の擬人化には前例があったし、悲鳴伝で園児の姿をした地球が出ていたので驚きは小さかったが、その結末の驚きは大きかった。「そう来るか!」と。次巻がどのように展開するのか凄く気になる結末。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

結物語

結物語 (講談社BOX)結物語 (講談社BOX)
西尾 維新,VOFAN

講談社
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“阿良々木くん、お元気ですか?
今日、私は十六本目の国境を消しました。”


 警察官となり、直江津署で働きはじめた阿良々木暦。
 その直江津署だけでなく、日本の公的機関全てが浮足立つ事態が発生した。
 海外に渡り、世界中からその言動と動向を注目され続けている彼女が、日本に帰ってくるというのだ。
 彼女と再会した時、暦が伝えた“悪いこと”とは――

永遠に この恋心は ほどけない



 阿良々木暦を主軸に、月日を経て成長し、それぞれの道を歩んでいる関係者たちを描いた4編を収録した最新刊。月日を経て変わった所もあれば変わらない所もあり、「成長するってこういうことなのかな」って思ってみたり。高校を卒業して以降没交渉だった同窓生と再会したような読後感が。
 あと警察官として行動する阿良々木さんの服装のイメージが、どうしても『踊る大捜査線』の青島さんになってしまうのはなぜだ。若さとか青春とか青臭さとかからだろうか。

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

銀魂―ぎんたま― 67

銀魂―ぎんたま― 67 (ジャンプコミックス)銀魂―ぎんたま― 67 (ジャンプコミックス)
空知 英秋

集英社
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 桂と坂本は喜々公を神輿に、停戦に持ち込むため解放軍と交渉に。万事屋は停戦交渉を進めるために、天導衆や奈落らの情報収集に。しかし事態は彼らが望む方向とは真逆の方へ突き進んでいく。解放軍と奈落、双方を相手取る万事屋、攘夷志士、かぶき町の住人らはどう戦うのか。

 以下ネタバレあり。

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テーマ:銀魂 - ジャンル:アニメ・コミック

琉球怪談作家、マジムン・パラダイスを行く

琉球怪談作家、マジムン・パラダイスを行く (ボーダー新書)琉球怪談作家、マジムン・パラダイスを行く (ボーダー新書)
小原 猛

ボーダーインク
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 沖縄に纏わる不思議な話に特化した『琉球怪談』を世に出した怪談作家、小原猛氏がこれまで行ってきた取材に関する裏話を大公開!

 語られた怪談・昔話の裏に潜んでいた事実。
 沖縄で生活していると「あるある」なこと。
 信用していいユタと信用してはいけないユタの区別の仕方。

 怪談集ではなくエッセイという体裁なので、怪談集では読めない、実体験に基づく著者のユタや沖縄怪談や沖縄そのものへの付き合い方・考え方が綴られている。
 後半はマジムン(妖怪の類)を軸に、著者なりの沖縄民俗の考察が綴られている。一部は本土または世界の昔話にも共通するロジック・パーツもあって、齧っている人なら「ん、これはあれと類似しているのでは?」と思う人もいるかもしれない。
 きっと沖縄には、埋もれていたり戦争で途絶えてしまったりした話や史実がまだまだあるに違いない。著者には怪談と一緒にこういうものをこれからも採集して考察を進めてほしい。

テーマ:沖縄 - ジャンル:地域情報

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