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適当徒然

適当に徒然なことを記事にします。

クラシックプレミアム 2015年 8/4 号

CD付マガジンクラシックプレミアム(41) 2015年 8/4 号 [雑誌]CD付マガジンクラシックプレミアム(41) 2015年 8/4 号 [雑誌]

小学館 2015-07-21
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《原著を実際に読んでから聴くと、より感動が深まるかも。》
 今号はリヒャルト・シュトラウス。収録曲は『ツァラトゥストラ』と『オイレンシュピーゲル』と『ドン・ファン』。いずれも通しで聴くのは初めて、『ツァラトゥストラ』は某SF映画のオープニングでお馴染みの序奏しか聴いたことがなく、『ドン・ファン』は抜粋でしか聴いたことがなかった。
 解説には『ツァラトゥストラ』は「読後の感動の音楽化」とあるので、原著を実際に読んでから聴くと、より感動が深まるかも。いずれ読んでみようかな。
 また「切れ目なしに演奏される」とあるが、実際に聴くと曲間で不自然な切れ目が生じていて、しかもその切れ目がクレバス(深い割れ目)のように感じられ、トラックが変わる度に魂がクレバスに落ち込む感じがして心地悪かった。これがCDやLP上の問題なら、確かな感動を得るためにはコンサートに行くしかないのかしらん…?
 だが始まりの興奮と終わりの余韻は、何度聴いても良いものだ。
 そして『オイレンシュピーゲル』と『ドン・ファン』はいずれも物語性に富んでいて、通しで聴くことでその良さが初めて実感できた、と思う。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

クラシックプレミアム 2015年 7/21 号

CD付マガジンクラシックプレミアム(40) 2015年 7/21 号 [雑誌]CD付マガジンクラシックプレミアム(40) 2015年 7/21 号 [雑誌]

小学館 2015-07-07
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《シューベルティアーデ》
 シューベルティアーデは「シューベルトとその友人たちの集い」のこと。そのせいか、シューベルトの楽曲にはいずれも娯楽性と芸術性の両面が備わっているように思われる。
 《ます》は面と向かって腰を据え、じっくりと聴きたくなる魅力があるが、「娯楽のための音楽で、BGMにしても冒涜にはならないはず」という批評もわかるので、どちらも選べるという点で希少な曲だと思う。
 《魔王》は短いながらも、子供の魂を連れて行こうと誘う魔王とそれに慄く子、そして子をあやしながら馬を進める父親の様子がきわめてダイナミックに表現されており、結末も含めて濃密な短編怪奇作品のようだった。怖い話が好きな人ならぜひ聴いてほしい。
 《美しい水車屋の娘》は最初と最後だけの抜粋。だがそれゆえに、「春」のように輝かしい未来が先にあるように思える1曲目が、主人公が死を迎える「冬」のような20曲目の悲哀をより際立たせている。
 《野ばら》は聴く分には心地よい。だが解説を読み、歌詞対訳を改めて読むと…。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

クラシックプレミアム 2015年 7/7 号

CD付マガジンクラシックプレミアム(39) 2015年 7/7 号 [雑誌]CD付マガジンクラシックプレミアム(39) 2015年 7/7 号 [雑誌]

小学館 2015-06-23
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《ドビュッシーの音楽は象徴派? 印象派?》
 ドビュッシーは「印象主義」の作曲家としてリストに名が挙がっているが、実は本人は「象徴主義」の作曲家を自負していた。
 「印象主義」は写実主義の延長線で、"光"を主題にその影響に因る対象の変化や空気の揺れ動きといった、"光"の表現の練磨を目指した芸術運動。
 「象徴主義」は逆に半写実的で、詩的表現を重視し、人や神といった意志ある者の内面や神秘性の象徴的な表現の練磨を目指した芸術運動。
 それを踏まえた上で聴くと、成程、自分でつけた題も含め、ホルストの『惑星』のようなシンボリックな感がある。

 ――と書いてはみたが、あくまで私の主観であるため、他の人が聴けばやはり印象主義的に感じるかもしれない。
 さて、これから聴く人は、"どちら"寄りと感じるだろうか?

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

クラシックプレミアム (38) 2015年 6/23 号

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小学館 2015-06-09
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《弦楽器奏者は魔法使い。》
 今号は弦楽器、特にヴァイオリン・チェロがメインの名曲集である。
 昔、クラシック好きの知人が酔いに任せてクラシックを語っていた。その時出た「弦楽器奏者は魔法使いなんだ」という言葉に「なんで?」と返すと返ってきた言葉が、
「人の心を動かす魔法を使うんだよ。優れた奏者ほど魔法、ビブラート(揺れ)の技術がすごいんだ」
 当時は「ふーん」で終わったが、今聴けば成程、その揺らぎは空気を伝わって確実に人の心を揺らしてくる。もちろん他の楽器にもビブラートはあるが、いずれも音量を上下させる音量型なのに対し、弦楽器は音程を上下させる音程型なのだ。
 ちなみに演歌やシャンソンやミュージカルの歌唱には音程型のビブラートが不可欠とされ、ボーカロイドに歌わせる場合もビブラートを上手く活用すると歌唱力がより人間に近づくのだそうだ。実際に試聴してみたが、確かにビブラートがある方が聴き応えがあった。
 聴衆の心を揺らす"魔法"は、現代でも通用するホワイトマジックだ。

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

クラシックプレミアム 2015年 6/9 号

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小学館 2015-05-26
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《作曲:ワーグナー、指揮:バレンボイムという組み合わせに込められている思い。》
 今号では"魔術師"の異名を持つリヒャルト・ワーグナーがテーマ。しかも収録曲の指揮者はいずれも、ドイツとユダヤ、そしてワーグナーとユダヤの因縁解消に尽力し続けているダニエル・バレンボイムである。
 ユダヤのワーグナー嫌いは「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の感情論。だがイジメの加害者がその行為を忘れやすい傾向にあるのに対し、被害者はいつまでもその行為を覚えているように、被害者側にこそ、怨恨の根は深く重く心に根付く。そして消えずに燻り続ける。
 燻る怨恨の火種はいずれ、世界に燃え広がる危険性を常にはらんでいる。《神々の黄昏》のエンディングのように。
 「もう忘れて」とか「水に流して」とは言わない。言うべきではない。だが、火種を消そうと尽力し続けている人々には賛同し、同調すべきだ。

 トラック3《ローエングリン》の〈婚礼の合唱〉は結婚式用BGMとして有名だけど、原作はバッドエンドで終わるんですね。
 〈婚礼の合唱〉がBGMとして用いられるのは、今はその美しい調べと祝福の歌詞が主な理由だけど、当初は誰かさんが妬みややっかみや僻みといった悪感情で、「原作のように悲劇で終わってしまえ」という風に呪術的な意図で当事者に薦めたのかも…?
 そう深読みしてしまうと、誰かに結婚の報告を伝えられた時、結婚式に〈婚礼の合唱〉は使わない方がいいよ、とつい言ってしまいそう。(笑)

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クラシックプレミアム 2015年 5/26 号

CD付マガジンクラシックプレミアム (36) 2015年 5/26 号 [雑誌]
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小学館 2015-05-12
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《原作版と組曲版、どちらがお好み?》
 今号のテーマはビゼー。収録曲は《アルルの女》と《カルメン》だ。
 《カルメン》と言えば「ジャンジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカ~」で始まる『闘牛士』が最も有名。CDに収録されているのは組曲版で、解説にもある通り、原作版と組曲版とでは曲の編成、つまり順番が違う。
 『闘牛士』で勇ましく始まる原作版もいいが、私は最初に結末を暗示させる前奏曲を持ってくる組曲版も、オペラとしては標準的な構成で悪くないと思っている。
 どちらの構成がいいかは聴く人の好みによるので、興味があれば収録されている組曲版を原作版に並び替えて、聴き比べてみてはいかがだろうか。

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クラシックプレミアム 2015年 5/12 号


CD付マガジンクラシックプレミアム (35) 2015年 5/12 号 [雑誌]CD付マガジンクラシックプレミアム (35) 2015年 5/12 号 [雑誌]
(2015/04/28)
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《初めて「クラリネット協奏曲」と「フルートとハープのための協奏曲」を通しで聴いたのだが…》
 5部構成のモーツアルト。最後はクラリネット、フルート、ホルンと管楽器をメインとした協奏曲ばかりで構成されている。
 オムニバスだと5分以上の曲は抜粋で収録されていることが専らで、それまではそれで満足していたのだが、このCDで全体を初めて聴いて思った。

「つまみ食いで満足していた自分を恥じる!」

 クラシックに対して敷居を高く感じる人が入門用にオムニバスを聴く。そこまではいい。
 だがそこで止まっていては、曲の本当の良さは解らない。
 ちゃんと聴くにしろ、BGMとして聴くにしろ、聴くならオムニバスとは別に、全体が収録されたものを聴くべきだ。
 そう、改めて実感した。

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クラシックプレミアム 2015年 4/28 号


CD付マガジンクラシックプレミアム (34) 2015年 4/28 号 [雑誌]CD付マガジンクラシックプレミアム (34) 2015年 4/28 号 [雑誌]
(2015/04/14)
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《「ピアノの魔術師」の素晴らしさと凄さは、実演を目の当たりにしてこそ実感できる。》
 「ピアノの魔術師」ことリストのピアノ作品集である。
 魔術師(マジシャン)の異名通り、作曲活動を始めた時期前半の収録曲はリストの並々ならぬ創意工夫と技巧力に満ちており、演者にも相応の技巧力を求められるほどである。そうした曲も素晴らしいとは思うが、正直私の心は感動しなかった。
 私の心が感動したのは後半、1861年以降に作曲されたものだ。(07,11)
 この時期、リストに何が起きたかは本文を読んでもらうとして、他の曲にはない"何か"を感じた。これから聴く人に、まず収録順に聴いたあとで、今度は作曲時期順に聴いてみることを提案する。

 リストが創作した曲の複雑さは聴いているだけでも伝わるが、百聞は一見に如かず、やはり実演を見なければ、手指にどれだけの負担を強いられるのか、そして演者にどれだけの技巧力を求められるかは解り難いだろう。
 機会があれば、ぜひ演者の手の動きを間近で観覧したいものだ。

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クラシックプレミアム 2015年 4/14 号


CD付マガジンクラシックプレミアム 2015年 4/14 号 [雑誌]CD付マガジンクラシックプレミアム 2015年 4/14 号 [雑誌]
(2015/03/31)
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《エルガーの『威風堂々』は、当時の人々にとってブリテン・クラシック再興を思わせるに相応しいファンファーレだったかも。》

 19世紀は大英帝国発展の世紀だった。
 ナポレオン軍に勝利し、鉄道が開通し、植民地運営は好調で、博覧会が催されるほど英国は潤っていた。だが、音楽界においては伸び悩みが続いていた。
 そんな英国音楽界に現れた救世主の一人がエルガーだった。20世紀に入った直後に披露された《威風堂々》第1番を聴いた聴衆の多くは、その名に相応しい威風の行進曲に「ブリテン・クラシック再興」という言葉が脳裏に浮かんだことだろう。
 第1番は最も有名な曲だが、2番以降も当時「大英帝国」と呼ばれた国に相応しい、威厳と気品に満ちた曲だ。普段クラシックに馴染みのない人こそ聴いてほしい。

 もう一つ収録されているのがホルストの組曲『惑星』。その内容は幻想的、というよりも魔術的(マジカル)で宇宙的(コズミック)。1曲1曲がそれぞれ主張が激しいにもかかわらず、全体として聴くと太陽系のように見事に調和が取れていると思ってしまう。
 聴きながら目を閉じて、それぞれの惑星を思い浮かべると、想像の宇宙旅行をしている気分になってくる。
 ただ、想像力豊かな人は、海王星の半ばからは目を開けて聴いていた方がいいかも。
 目を閉じたまま聴き終えると、そのまま未知の深宇宙までワープして連れて行かれる。そんな気分になって恐怖を覚えてしまうかもしれないから。

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クラシックプレミアム 2015年 3/31 号


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(2015/03/17)
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《バロック音楽はコンサート会場よりも個室が合うかも?》
 「特権階級のための音楽」というイメージから「モーツァルトやベートーヴェンよりも馴染み難いかも…」と思いきや、これがとても素人の耳にもよく馴染む。これはコンサート・ホールがまだ存在せず、館の大広間や一室など、比較的狭い場所が主な演奏の舞台だったからだろうか。
 バロック音楽は案外、一人部屋や居間などで聴くのに適しているかもしれない。
 あと8bit音楽で青春を過ごしたFC世代にもぜひ薦めたい。牽強付会でしょうが、チェンバロの特徴にそこはかとなく8bitに通ずるものを感じるんですよ。


1.《テ・デウム》
 解説にもある通り「いつか何処かで聴いたことがある曲」。でも「いつか何処か」が全くわからない。

2.《カノン》
 時々聞こえるスタッカートが雨天時の雨だれのように、味を引き立てるスパイスのように曲を見事に盛り上げている。
 何か物足りなさを感じる《カノン》は、このスタッカートがないからかも。

4.《恋の夜鳴きうぐいす》
 聴き比べてみると、確かに鳥の鳴き声の特徴と曲調が似ている……かな?
 ぜひ動画投稿サイトにて鳴き声を聴いてみてほしい。

5.〈めんどり〉
 ああ、これは確かに〈めんどり〉だわ。(^^) 《夜鳴きうぐいす》よりは判り易い。

20.〈ハレルヤ・コーラス〉
 アーノンクール指揮による、信者でなくとも神聖さを感じると共に気分が高揚してくる名曲。
 しかし、なんでこれだけ歌詞対訳がないんだろう?

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