niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

九相図資料集成


九相図資料集成―死体の美術と文学九相図資料集成―死体の美術と文学
(2009/03)
不明

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 『九相図』とは仏教絵画の一種で、屋外にうち捨てられた死体が朽ちていく過程を九段階に分けて描いたもの。僧侶はこれを絵解きに「肉体の不浄」「万物流転の無常」「執着の無意味」を民衆に説いた、とされている。
 初公開されたものも含めて主な『九相図』をフルカラーで掲載した初の集成。まとめて見ることで、日本人の死生観や絵画技術の変遷の一端を知ることができる。

 描かれた当時、こうした遺体はとても身近だった。現代は専ら死後数日で火葬するため、こうした遺体を目の当たりにするのは稀だろう。人によっては衝撃的だろうし、受け付けられないものかもしれない。だが人は【死】から逃れることはできない。時にあえて目の当たりにすることで、「時間の有限性」「生の意味と儚さ」「自身の生き方」について考えてみるのも、悪くはないだろう。メメント・モリ。
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