niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

終物語 中


終物語 中 (講談社BOX)終物語 中 (講談社BOX)
(2014/01/29)
西尾 維新

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“神原駿河は、私の姉の娘だよ
――眠らせておくには、惜しい才能さ”


“何でも知ってるおねーさん”臥煙伊豆湖。
彼女が阿良々木暦に課す、終幕へ向かうための試練とは……?

四百年の時を経て、蘇る武者――

青春は、「彼」を語らず終われない。


――以下、ネタバレ含む感想。



 『傾物語 (講談社BOX)』の予告編で明記されていたけれど、諸々の事情で先送りになっていた「彼」の再登場、そして『猫物語 (白) (講談社BOX)』の裏で起きていた事件の顛末がついに語られました。一言で言うと、『傷物語 (講談社BOX)』の裏返しみたいな内容でしたね。暦に、吸血鬼に、専門家に、エロ本に(笑)。『傷物語』との相似が容易に解る展開にすることで、その時と今とでの、彼と彼女の心境の変化を解り易くしたのでしょうか。そう考えると、シリーズを時系列順に読み直したくなってきます。

 また、今巻では、「十五年前から今日に至るまで、何故この町で怪異が続発したのか」という謎に対する回答が提示されました。ですが今一つ納得しかねる回答で、もしかしたら次巻にてもう一度どんでん返しの回答が出るかもしれません。こういう【過去】の疑問に対する回答は、現況でもたらされている証拠や資料のみで最も可能性が高い「仮説」に過ぎず、新たな証拠や資料が出れば、簡単に覆されるものですから。

 最終章の時系列は『暦物語 (講談社BOX)』「こよみデッド」の直前。この後、暦は北白蛇神社で臥煙さんに殺されることになります。

 下巻ではいよいよ、忍野扇を包んでいるモノが、闇のベールが、“くらやみ”のベールが取り払われる――――のかな?
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テーマ:読んだ本の感想等 - ジャンル:小説・文学

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