niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

りぽぐら!


りぽぐら! (講談社ノベルス ニJ- 33)りぽぐら! (講談社ノベルス ニJ- 33)
(2014/01/08)
西尾 維新

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【妹は人殺し!】
 妹が人を殺した事を知った「僕」がしたのは、警察に通報、ではなく……。

【ギャンブル『札束崩し』】
 莫大な借金を抱えた「僕」は、返済するためにあるギャンブルをすることになる。そのギャンブルに仕掛けられた罠とは……。

【倫理社会】
 自由と引換に平和が約束された近未来で暮らす「ぼく」。ある日、ビルの谷間で寝転んでいる男を見つけて声をかけると、男は信じられない言葉を口にして……。

 特定の文字の使用を禁じられた状態で、物語はどのように綴られるのか。
 西尾維新が「リポグラム」に挑戦した実験小説。


 「りぽぐら」⇒「リポグラム」とは、特定の語または特定の文字を使わないという制約のもとに、創作または改作する、という手法のこと。作品ごとにルールの一部を変更しているが、共通しているルールは以下の通り。

①まず、制限なしに短編を執筆する。
②五十音46字から、くじ引きで10字を選択する。
③その10字を使用しないで、①の短編を書き直す!



 文字を制限されることで、表現が非常に回りくどいものになったり、台詞が前時代的になったり、男が女になったりするが、それでも物語は完成する。過去から現在に至るまでに数多くの語彙が生み出されているから、組み合わせ次第で表現はいくらでも変えられるのだ。例えば、

「テストの答案」「三十点のテスト」「赤点の答案」「試験の悲しい結果」「答案用紙」



 この作品はぜひ創作系や文藝系の活動団体に入っている人や学生に読んでほしい。で、実際にゲームとして「リポグラム」を用いてみてはいかがだろうか。単語でなくても、外来語を禁じるとか。

 逆に、言葉遊びに興味がない人、物語重視の人に、この作品はオススメできない。西尾維新のファンであっても。
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テーマ:読んだ本の感想等 - ジャンル:小説・文学

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