niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

悲報伝


悲報伝 (講談社ノベルス)悲報伝 (講談社ノベルス)
(2013/11/26)
西尾 維新

商品詳細を見る


 魔法少女『パンプキン』と別れ、新たに魔法少女『ジャイアントインパクト』と幼女・酒々井かんづめと出会い、共に行動しながら『四国ゲーム』の調査を続ける、『醜悪』と呼ばれる英雄・空々空。

 徳島県から渡った先の高知県で、徳島県で出会った者とは別の黒衣の魔法少女から、妨害も殺しもしない代わりに、高知県の魔法少女チーム『スプリング』と愛媛県の魔法少女チーム『オータム』とが相互に牽制し合って均衡状態が続いているから、それを何とかしろ、とお願いをされる。

 引き受ける事を強いられた空々はどう動くのか。
 新兵器『悲恋』とは。
 魔法少女『パンプキン』の行方は。
 黒衣の魔法少女達の思惑とは。
 『スプリング』と『オータム』の魔法少女達の運命は。

 魔法少女に伝わるのは、悲しい知らせ(悲報)ばかり――。

今度は戦争だ!!!


 以下、ネタバレ全開の感想なのでご注意。


【第1話】
 魔法少女『ジャイアントインパクト』こと『ジャイ子』が前作からブレずに相変わらずのウザキャラで、和みながら読んでいたら――。

新兵器『悲恋』、四国に到達。
平泳ぎで。


 (゚ロ゚)ェェエエ工工! いやいやいやいや!
 本部から平泳ぎで四国に来て、外見が少女で、すっぽんぽん!?
 初登場で色々ツッコミ所満載の『新兵器』だ。

 詳しく話を聞こうとする空々だが、その前に『スプリング』所属の魔法少女『ベリファイ』が先制攻撃をしてきた!


【第2話】
 魔法少女『ベリファイ』の攻撃に最初は翻弄されたが、徐々に持ち前の適応力で反撃をし始める空々。そして、

魔法少女『ベリファイ』
悲恋に背後から胸を貫かれて死亡。

 悲恋の必殺の一撃で魔法少女『ベリファイ』は倒されたのだが、またしても魔法少女登場。しかもユニフォームは黒衣、チーム『白夜』の魔法少女だ。
 しかし魔法少女『スクラップ』の目的は均衡状態となっている現状の打破で、しかもそれを空々に丸投げするために、彼らの前に姿を現したのだった。


【第3話】
 ここで魔法少女『パンプキン』が再登場。チーム『オータム』のリーダー『クリーンナップ』と接触。『パンプキン』の魔法少女らしからぬ言動の連続に『クリーンナップ』は戸惑うばかり。
 仲間に入れてほしい、という『パンプキン』のお願いに『クリーンナップ』が承諾した直後、『スプリング』の魔法少女『デシメーション』から攻撃が――。

 空々空の影響もあるとはいえ、生き残るためなら魔法少女の「常識」や「固定観念」も放棄して思考し行動する『パンプキン』が格好良い。『パンプキン』を仲間に入れてあげたり咄嗟に庇ったりする『クリーンナップ』も、正統派の魔法少女らしくて格好良い。
 この場面がアニメになったら、さぞかし映えるんだろうなあ。


【第4話】
 魔法少女『パンプキン』&『クリーンナップ』の即席コンビと『デシメーション』とのバトル開始。『パンプキン』だからこそ発想できた奇策で勝利したものの、

魔法少女『デシメーション』
仲間の負担になることを嫌い、自害。


 またしても少女がすっぽんぽんに。しかも今度は生身の少女が、だ。しかしシリアスな場面かつ肉体に関する描写が皆無だったので、性的に嫌らしい場面にはならず。


【第5話】
 視点は再び空々に。チーム『スプリング』のリーダー『アスファルト』と遭遇、交渉に入る。

 空気を読み、アドリブで平気で人間に嘘や作り事を言う悲恋に唖然。そんなキャラなの?


【第6話】
 空々と『アスファルト』との交渉、その2。新たな情報と引換に、相手の魔法少女2名を倒すことに。

 空々の嘘を補強するように、ぺらぺらと嘘や作り事を繰り出す、弁が立ち過ぎる悲恋に唖然。人間らしくはないけれど、ロボットらしくもねえ。そんなキャラなのか。


【第7話】
 視点は再び『パンプキン』に移り、チーム『オータム』の魔法少女達と温泉に浸かりながら作戦を練ることに。
 『パンプキン』が提案した奇策とは果たして――。

 温泉回。定番と言えば定番と言える要素を組み込んできた。
 各キャラのパーソナリティを際立たせる回ゆえに、この話自体が死亡フラグにしか見えない。


【第8話】
 チーム『オータム』が総がかりで高知県へ、空々と悲恋が愛媛県へ、それぞれ移動することに。


【第9話】
 チーム『オータム』の一人が県境で、愛媛県に入っていく不審な車両を発見、「先に行っていて」と魔法少女『ワイヤーストリッパー』が単身、車を追うことに。
 乗車していたのはもちろん空々と悲恋。前方に立ちはだかった『ワイヤーストリッパー』に対し、迷うことなくアクセルを踏んで撥ねた!

 コスチュームの耐久性を認識していて、車で撥ねても死なないだろう、と考えての行動だけど、それでも、普通撥ねるか。
――撥ねるのが空々空なのだが。


 死んだ振りで接近を誘おうとした『ワイヤーストリッパー』だが、悲恋がそれを見破る。
 会話で再び空々に近づき、間合いに入った所で攻撃を仕掛けたが。

魔法少女『ワイヤーストリッパー』
悲恋に頭部を砕かれて死亡。


 (゚ロ゚)……………………。

 悲恋の凄さと『ワイヤーストリッパー』の呆気なさ過ぎる最期に口ポカーン。


【第10話】
 最終話。チーム『スプリング』のアジトに意気揚々と乗り込んだチーム『オータム』の面々だったが、逆に『スプリング』の魔法少女『フローズン』の奇襲に遭い――。

魔法少女『パンプキン』
『クリーンナップ』を庇って死亡。


 そして孤立させられたチーム『オータム』の魔法少女に、チーム『スプリング』の魔法少女の攻撃が――。

魔法少女『カーテンレール』
滑って転んで頭を打って死亡。


(゚ロ゚)!?

 あんまりと言えばあんまりな最期に言葉を失ったが、直後に魔法少女の攻撃によるものという解説がされたので「ああ、そうなのか」と少し納得したら。

魔法少女『カーテンコール』
『スプリング』の魔法少女『ベリーロール』に
小振りな岩で後頭部を殴られて死亡。


 更に、魔法少女『ベリーロール』が相手を殺した時に立てた音で『オータム』の魔法少女『ロビー』が現場に登場。初めての殺人に因るストレスで興奮中の『ベリーロール』は慌てて『ロビー』を攻撃するのだが。

魔法少女『ベリーロール』
『オータム』の魔法少女『ロビー』に
自身の攻撃を跳ね返されて死亡。


 そして『ロビー』は現場を見て、

魔法少女『ロビー』
仲間の死という現実に耐え切れず、自害。


 (゚ロ゚)……………………。
 何、この死のドミノ。


 少女ゆえに、魔法少女ゆえに、仲間想いの魔法少女ゆえに、この結果なのだろうが、悲惨過ぎるだろ。

 一方、『アスファルト』の指示で、外に出てくるであろう魔法少女をアジトの外で待ち構えていた『フローズン』は、

魔法少女『フローズン』
上空から落下してきた悲恋に押し潰され、死亡。


 (゚ロ゚)ェェエエ工工!

 魔法少女『コラーゲン』に引き続き、登場直後に一言の台詞もなく退場しちゃった!

 自身の固有魔法でチームメイトの死亡を認識した『アスファルト』と、戦力を分断され孤立無援の『クリーンナップ』とが対峙する。一瞬の交錯の後、

魔法少女『アスファルト』
魔法少女『クリーンナップ』
双方が所有していた固有魔法により、相討ちで死亡。


 (゚ロ゚)……………………。
 。゚(゚T◇T゚)゚。 まさかの、双方全滅エンド。



 なんか、久しぶりに『萌えキャラ殺し』の真骨頂を見た気がするなぁ。根は良い女の子たちが次々に、無慈悲に、無意味に、無価値に、あっさりと死んでいく。合間に温泉回を挟んだ分だけ、その感が強い。「悲しいけど、これ戦争なのよね」という台詞を久しぶりに思い出した。

 また、魔法少女達の死に様が魔法少女まどか☆マギカ以上に生々し過ぎて、血生臭過ぎて、悲惨過ぎる。
 このシリーズ、化物語以上にアニメ化が難しいだろうけど、アニメで観てみたい。

 次回『非業伝』の舞台は再び香川県になる模様。

 「心なき少年の、非業の死。」

 この流れだと、多分死ぬけどまた魔法で生き返りそう。それとも新たな少年が登場するのかな?
スポンサーサイト

テーマ:読んだ本の感想等 - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://publicoenemy.blog60.fc2.com/tb.php/963-690c732a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad