![]() | 猫物語 (白) (講談社BOX) (2010/10/27) 西尾 維新 商品詳細を見る |
一頭の虎に睨まれた――。
「7/6付の讀賣新聞朝刊に原作者書き下ろしの短短編がある」という情報を公式から知って、コンビニで新聞を購入しました。コンビニで新聞を買うのって、「荒木飛呂彦先生の書き下ろしイラストが朝日新聞に広告として載る」ことを知ってコンビニに走って以来だ。
以下、アニメのネタバレ感想なので、ご注意。
【001】
彼女が寝ているのは、ベッドでも自身の部屋でもなく、家内の廊下である。詳しくは『猫物語(黒)』にて。
【002】
朝食の献立は原作通りの内容。原作では、この章で彼女の義理の父母が登場、ついでにTVからはニュースが流れているのだが、アニメでは省略。彼女の無自覚な孤独感がより一層増す効果が。
ちなみに原作では、彼女の独白で風呂や洗濯の話もあるのだが、これまたキツイ内容。
【003】
八九寺真宵ちゃんと遭遇。そういえば彼女って、外見は小学生だけど、精神年齢というか過ごしてきた年月を加算するなら二十代なんだよなあ。
眼中に「全然噛マナイ」とあったが、会話している間羽川は心中で「この子やっぱり阿良々木くん以外の人間と喋るときは全然噛まないなあ」と思っていた。
真宵ちゃんが阿良々木くんに無理矢理連行された時の話は短短編『まよいルーム』に詳しくあるのだが、……アニメ化しないかなあ。
「これから起こるわたしと阿良々木さんとのエピソードは次回作で!」
「露骨に伏線を張らないで」
伏線と言うか、もう番宣だ。 (←原作から引用。)
【004】
怪異―― 虎と遭遇。
原作では大きさの対比に関する描写は皆無だったけど、アニメでは怪異らしく、ありえないほどの大きさで登場。
【005】
戦場ヶ原ひたぎさん登場。会話している間、途中で羽川のアップがやたらと出てきたのは、それが戦場ヶ原さんの視点で、眼中に書かれたとおり「目の保養」で見ていたから。原作ではその後で、「大丈夫。あと十年は戦える肌よ」と評している。
火事を見つける場面。原作では生徒も担任もいるのだが、アニメでは戦場ヶ原さんと羽川のみの描写。
【006】
省略。
【007】
今晩の寝床を探すのと平行して必需品を購入する羽川。原作では単に「デパート」だったのがアニメでは『イトーヨーカドー』、「百円ショップ」だったのがアニメでは『ダイソー』。店のチョイスが『ダイソー』はともかく『イトーヨーカドー』は何故……? (。´・ω・)?
食事を終え、デパートでもらったダンボールで寝床を整え、下着を百円ショップで購入したものと取り替え、やはり百円ショップで購入した寝間着に着替えて就寝。
ホームレス女子高生。。・゚・(*ノД`*)・゚・。
【009】
原作の章数ネタをアニメでもやるとは……。
この章での羽川と戦場ヶ原とのやり取りは、やっぱりアニメだと映えるな。うん。
【010】
ひどい寝床ゆえ、ひどい寝癖がついた羽川。原作では戦場ヶ原さんから「スーパー羽川人」と評されています。
【011】
ここからはボケ役が戦場ヶ原さん、ツッコミ役が羽川さんの掛け合い漫才。
「今はこれが精一杯」
ルパンネタであることを強調するかの如く、花を差し出す戦場ヶ原さん。まあ『ルパン三世 - カリオストロの城 [DVD]』は年に一度か、数年に一度はTVで放送しているから、判る人は多いだろう。
「私を倒していくことね」
そう言って拳法の構えを取る戦場ヶ原さん。原作だと蟷螂拳の構えだそうで。
『しばらく帰らない。しんぱいすれな』
この時の阿良々木くんのエピソードは、果たして放送されるのか。
羽川が服を脱ぐ場面で見られる、飾り気が全くないブラジャー。ネットで調べてみると、210円~315円はするものの、百円ショップでも多少は装飾がされている商品がいくつかあった。ということは、アニメオリジナルか?
羽川翼が初めて自身と向き合う物語。原作の感動が上手く映像化できているといいなあ。
7/21は参議院選挙の投票日です。選挙権がある人はどうか下記のサイトも見てみてください。
東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト
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