niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

『不安の種』が実写化で、不安しかない。


不安の種+ 1 (少年チャンピオン・コミックス)不安の種+ 1 (少年チャンピオン・コミックス)
(2007/07/06)
中山 昌亮

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 遅まきながら、実写化の情報を得ました。

中山昌亮のホラー「不安の種」が実写化、2013年に公開

不安の種 公式サイト

 『不安の種』は、分類するなら不条理なオムニバスホラー。3~4ページの短編で構成されており、例えるなら、<「新耳袋」シリーズを忠実に漫画化したんだけど、全くの別物>みたいな感じ。
 何かが起こって(起)、ソレが一時続いて(承)、動の場面があって(転)、…………オチ(結)がないのだ。
 しかしオチがないことで、嫌な余韻、つまり、「不安の種」を読む者の心に残す。

 そして、ふと頭の中で作品を思い出したとき。

不安の種は芽を吹く。


 作品に出てくる【 】が、「今住んでいる部屋に出るんじゃないか」「部屋を出たらそこにいるんじゃないか」「今歩いている道で出くわすんじゃないか」、そういう不安に駆られる。わざとオチ(結)がない、未完成にしたことで、完成した作品となっているのだ。

 さて、実写化の話だが、正直、不安しかない。『新耳袋』シリーズをご覧になった方なら理解できるだろうが、こういうのはオムニバスであるゆえに構成が難しく、よほど上手に構成しなければ外れ感が大きくなる。また、この作品はビジュアルのインパクト、そして見る者に残す「余韻」こそが重要だ。下手に連続したものにすれば、観客に「不安の種」は根付かない。

 原作の意図に忠実に、観客に不安の種を残すためには、その対象人数は大勢ではなく、1人~数人の方がよい。個人的には、新耳袋シリーズのように、1~2分程度の短編にし、テレビの深夜番組の合間に放送するのがちょうどいいと思う。更に言うなら、ネット配信がいいかもしれないと思うのだが、原作のファンの方々は、いかがだろうか。
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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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