niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

めだかボックス外伝 グッドルーザー球磨川 小説版(上)『水槽に蠢く脳だらけ』


めだかボックス外伝 グッドルーザー球磨川 小説版(上)『水槽に蠢く脳だらけ』 (JUMP j BOOKS)めだかボックス外伝 グッドルーザー球磨川 小説版(上)『水槽に蠢く脳だらけ』 (JUMP j BOOKS)
(2012/10/10)
西尾 維新、暁月 あきら 他

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 とある事情で、転校先である水槽学園の生徒会長を務めているアンチヒーロー・球磨川禊。そんな球磨川に、【平等なだけの人外】こと、安心院なじみがゲームを仕掛けてきた。敗北の代償は、「学園からの追放」。
 既に結末が定められているゲームが終了したとき、読者が目にする光景とは――。

 生まれてから死ぬまで終始一貫、「敗北者/ルーザー」であることが定められている【負完全】こと球磨川禊の身に降りかかった、本編では描かれなかった出来事を描いた外伝小説。

 以下、ネタバレだらけの感想。


・球磨川禊について:

 咲ちゃんとの、違和感しか感じられない噛み合わない会話。いつかどこかで読んだことがあるな、と思っていたが、思い出した。

 初代・真庭白鷺だ。

真庭語 初代真庭蝙蝠 初代真庭喰鮫 初代真庭蝶々 初代真庭白鷺 (講談社BOX)真庭語 初代真庭蝙蝠 初代真庭喰鮫 初代真庭蝶々 初代真庭白鷺 (講談社BOX)
(2008/12/02)
西尾 維新

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 初代・真庭白鷺と狂犬との会話も、その噛み合わなさがいらいらしたが、しかしそこが妙に面白かった。禊ちゃんと咲ちゃんとの会話も、その噛み合わなさにいらいらしたが、しかしそこが妙に面白かった。まあ、白鷺と違って「誤変換」がない分、こちらの方が読み易いといえば読み易い。


・須木奈佐木咲

 暗躍者という立場上、今回は「裏の顔」及び「スキル」の出番はなさそう。物語の新子役、じゃなかった、進行役という役回り。


・全体の感想

 最大の読み所はやはり、提示された「問題」に対する、球磨川の「回答」だろう。本人曰く、「無理を通して道理を引っ込める」方法。

 この作品。読み方によっては、これは【推理小説】だろう。推理で解く対象が「事件」ではなく「設問」であり、常識や倫理、固定観念といったものを全て「なかったことに」すれば解ける設問なのだ。

 現在、球磨川禊は厳密にはゲームに「勝利」してはいない。障害物である与えられた「設問」に対して、ルールや制約を螺子曲げずに、回答して乗り越えているだけだ。ただし、敗北に向かって。

 その敗北の先には、「廃校」という結果の他に何があるのか。それは下巻を読めば判る。
 だが球磨川が、何故学園に居座り続け、何故生徒会長を務め続けているのか。それは下巻を読まなくても判る、気がする。何故なら――――

球磨川禊は過負荷(マイナス)なので
案外簡単に人を好きになるから

めだかボックス 11 [189頁]

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まとめ【めだかボックス外伝 】

めだかボックス外伝 グッドルーザー球磨川 小説版(上)『水槽に蠢く脳だらけ』 (JUMP j BOOKS)(2012/10/10)

  • 2012/11/03(土) 21:51:44 |
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