niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔


ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔<講談社ノベルス>ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔<講談社ノベルス>
(2011/10/14)
京極 夏彦

商品詳細を見る


 少女連続誘拐・殺害事件が「解決」ではなく「終結」してから3ヶ月が過ぎた――。
 ある晩、前回の事件の関係者である来生律子は、同じ関係者でありクラスメイトの作倉雛子と出会い、雛子は律子に「毒」が入った小瓶を託し、その場から去る。

 登場人物それぞれの過去と、過去に起きた事件との関連性と残った謎。
 未登録住民たちの失踪事件と暴動事件。
 児童による不可解な傷害事件。

 過去の出来事に因って起きたそれぞれの事象は、やがて過去の出来事に向かって収束していく。
 そして少女たちは、世界や街ではなく、自らの身を守るために再び動き出す。
 近未来サスペンス・アクション小説、再び!

 以下ネタバレ含む感想。


 4形態の内、「イラストが多い」という理由でノベルス版を購入。前作と比べると、今作の方が読み易かった。

 今回は律子と橡を主軸に物語が展開されたからか、美緒のボケに対しての律子のツッコミや、橡の道化じみた台詞に対しての少女たちの容赦ない返しなど、会話が面白かった。

 今回の物語にある縦軸は「毒」。そして横軸は「夢」である。子供のような夢を目標とする大人たちと、大人のように夢ではなく地に足が着いた目標を持つ児童たち。児童たちは子供じみた大人を「理解できない」と思い、大人たちは大人じみた児童を「理解できない」と思う。現実から乖離したフィクションでありながら、その点はとても現実的だ。

 私が今抱いているモノは、「夢」と「目標」、いったいどちらだろうか。
スポンサーサイト

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://publicoenemy.blog60.fc2.com/tb.php/748-aec71fc0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad