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適当徒然

適当に徒然なことを記事にします。

めだかボックス 10

めだかボックス 10 (ジャンプコミックス)めだかボックス 10 (ジャンプコミックス)
(2011/05/02)
暁月 あきら

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○江迎怒江(荒廃する腐花/ラフラフレシア)
 手に触れる有象無象の全てを問答無用に腐らせる過負荷を持つ。球磨川の指導で、その過負荷で土を腐らせて生成した腐葉土で植物を育てて操る「狂い咲きバージョン」を生み出し、会計戦に臨む。

○人吉善吉(欲視力/パラサイトシーイング)
 庶務戦の際に出会った女子生徒・安心院から、球磨川になかったことにされた視力の代わりに、他人の視界を乗っ取り、乗っ取った対象が見ている世界を知ることができる、「欲視力/パラサイトシーイング」という異常性を受け取る。

○不知火半袖(正喰者/リアルイーター)
 過負荷(マイナス)のようだが詳細不明。リタイヤを決意した日之影に、本人の異常性と引換に自分の過負荷を貸し出すことを提案し、副会長戦出場を強要する。

○日之影空洞(光化静翔/テーマソング)
 不知火から貸し出された過負荷を元に、光速の移動・攻撃を可能とする新たなる異常性「光化静翔/テーマソング」を得る。

○蝶ヶ崎蛾ヶ丸(不慮の事故/エンカウンター)
 身体的負傷のみならず、心的外傷やストレスを含むあらゆるダメージを別の対象に押しつける過負荷を持つ。あらゆる傷(ダメージ)を他所や他者に押しつけるため、一見は歪みがなさそうで理性的な人物だが、傷(ダメージ)そのものには耐性がなく、ちょっとしたことで常識の枠を超えた切れ方をしてしまう要注意人物。

○安心院なじみ
 めだか、善吉、球磨川の、箱舟中学時代の同級生(?)。その外見と性格から、当時は学校中の誰もが親しみを込めて「安心院(あんしんいん)さん」と呼んでいた。彼女に対する恋心が本物かどうかを確かめようとした球磨川に顔面を剥がされるが、その後も二人は「夢の中」で時々会っている。実は、「【7932兆1654億4152万3222個】の異常性」+「【4925兆9165億2611万0643】個の過負荷」=「【1京2858兆0519億6783万3865】個」という、問答無用にとんでもない数のスキルを有している。

○球磨川禊(却本作り/ブックメーカー)
 球磨川が元々有していた過負荷(マイナス)。初登場時から会計戦までは、「却本作り/ブックメーカー」と引換に安心院から借りていた過負荷「手のひら孵し/ハンドレット・ガントレット」を基にした「大嘘憑き/オールフィクション」を有していたが、会計戦の結末を機に、安心院から返してもらうことに。

以下、読後感想。


□第80箱「帰ってきてくれるから」

「なるほどつまり、遠恋してる恋人を感じ取るように! 善吉くんには球磨川くん感じ取れるってことだ!」(瞳)
「そのつまりは言わなくていい!!」(善吉)


 ……母親公認のカップル? ヤベェ、腐向けのベクトルが働いた。

※おまけイラスト:「ちゃんと戻(なお)す」くまがわくんが可愛過ぎる。


□第81箱「僕の恋は本物だったんだ」
 [自分の恋心が本物かどうかを試す]という目的のために[相手の顔面を剥ぐ]という手段をとる、というのがいかにもマイナス。

※おまけイラスト:確かに「マイナス」だ……っ!


□第82箱「あんたの息子だぜ」
 善吉に説得されている江迎の傍に描かれた、慎ましく咲いている花が好ポイント。グッドエンドを予感させます。
 その予感通り、球磨川の予想外な行為でグッドエンド――、と思いきや。
『It's All Fiction !!』
 ……やはり、球磨川さんは、いい言動をしてからが本番でした。(第69箱 参照)

※おまけイラスト:似たような描写で、大型作業用機械を使って高級ワインをグラスに注ぐってのがあったな。


□第83箱「仲間想いな男なんですよ」
 ここで球磨川の意外な本心が明かされました。過負荷同士がつるむのって、同属意識からなんですかね?

※おまけイラスト:選管に手をかけるのはルール違反なんですかね?


第84箱「わかりあうことができたのかなあ」
 蝶ヶ崎の怒髪、天を突く!!!
 ええええええええ!? あの一言だけでそんなに激高しちゃうのーっ!?
 まさに被害妄想(マイナス)!
 まさに理解不能(マイナス)!

※おまけイラスト:確かに正体不明だが イラッ とするな。


□第85箱「私はずっと楽しみにしていました」
 前生徒会長と現生徒会長の馴れ初め。前生徒会長の行動が少年ジャンプの王道ならば、現生徒会長の行動は、正に茨道ですな。

※おまけイラスト:太刀洗委員長ってどんな人なんだろう。


□第86箱「不慮の事故ですから」
 蝶ヶ崎と志布志との馴れ初め。二人とも子供時代は可愛いな。
 蝶ヶ崎の過負荷の詳細が明らかに。こりゃまたえげつないな。

※おまけイラスト:互いにつるんでいる理由が二人とも「死にたくないから」って……! なんてマイナス。


□第87箱「当たり前の人望です」
 ここで志布志・江迎・蝶ヶ崎全員の過去が明らかに。
 その個性(キャラクター)ゆえに誰もが彼らと堂々と向き合ってこなかった結果、ここまで歪みきってしまった過負荷の面々ですが、その本心は異常性(アブノーマル)所持者と同じ、とても、とても普通(ノーマル)な、「幸せになりたい」でした。現生徒会は果たして、過負荷を幸せにすることはできるのでしょうか?

※おまけイラスト:次はどこがしっちゃかめっちゃかになりますかね?


□第88箱「初めまして」
 名言の大盤振る舞い。

「なぜなら 少年漫画が読者に教えてくれるのは
 友情・努力・勝利じゃなく
 最後に勝つのは能力のある奴だという 極めて残酷な現実だからだ」
「能力があるから友達ができて 能力があるから努力ができて
 能力があるから勝利できる そんな救いのない現実を
 能力ある僕としては見ていて忍びないんだよ」 (安心院なじみ)



あいつらに勝ちたい

格好よくなくても
強くなくても正しくなくても
美しくなくとも可愛げがなくとも綺麗じゃなくとも

格好よくて強くて正しくて美しくて可愛くて綺麗な連中に勝ちたい

才能に恵まれなくっても
頭が悪くても性格が悪くても
おちこぼれでもはぐれものでも出来損ないでも

才能あふれる頭と性格のいい上り調子でつるんできた連中に勝ちたい

友達ができないまま友達ができる奴に勝ちたい
努力できないまま努力できる連中に勝ちたい
勝利できないまま勝利できる奴に勝ちたい

不幸なままで幸せなやつに勝ちたい!

嫌われ者でも! 憎まれっ子でも! やられ役でも!

主役を張れるって証明したい!!! (球磨川禊)



 ↑の2人の台詞ですが、これと同種と思えてしまうモノローグが刀語 第十二話 炎刀・銃 (エントウ・ジュウ) (講談社BOX)の最後にありました。

 一生懸命頑張って、他のあらゆるすべてを犠牲にしてまで踏ん張って、それでも行為がまったく結果に繋がらず、努力はまったく実を結ばず、理不尽に、あるいは不合理に、ただただ無残に、どうしようもなく後悔しながら死んでいった者たちの――夢と希望に満ちあふれた未来を予感させる前向きな物語は、ここで静かに幕を下ろす。



 これが現実ですよね。どんなに友情を育んだところで、どんなに努力したところで、どんなに勝利しようと戦ったところで、人生は常に不平等。成功者・生存者の足元には、無数の敗北者・死者が横たわっています。そもそもスタートライン自体もそれぞれ異なっていますし。
 「夢と希望」に満ち溢れていた時には気づかなくっても、成長を続けるうちに嫌でも「現実と絶望」を思い知らされます。だからこそ、球磨川の台詞に共感する読者が出て、「球磨川ガンバ!」という気持ちになる読者が出て、ついには「神回」なんて呼ぶ読者が出るのです。でも結局は敗北してしまうんだろうなあ。
 そして、変わって安心院さんがボスキャラ化。全然「安心院(あんしんいん)さん」じゃない台詞を吐きました。

※おまけイラスト:箱舟中学第六十六代生徒会執行部(球磨川禊生徒会長時代)の写真。会計が欠席だけど、誰なんだろう?


◆今巻のカバー裏

大爆笑。
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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

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