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適当徒然

適当に徒然なことを記事にします。

自作詩 【傍ら】

恥ずかしいんで隠します。
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私の傍には いつも悪魔がいる
悪魔は耳元で囁く

生きることに意味なんてない
生きることに関係なんてない
生きることに価値なんてない
生きることに意義なんてない

生き続けるのは苦しいだろう
生き続けるのはつらいだろう
生き続けるのは空しいだろう
死んだら楽になれるだろう

悪魔の囁きに負け
破滅への道を選ぶことを
いつも崖ふちで 爪先立ちで こらえている
天地前後左右 命綱さえない 綱渡りの日々

悪魔の囁きに負けそうになるとき
私の中から 殺意が鎌首をもたげる
その矛先は
他者にではなく
家族にでもなく
自分にでもなく
悪魔に向けられる

真夜中
真暗な室内に響くは バッハのオルガン曲

カッターナイフを取り出し
首にあて
ゆっくりと真一文字にひく
腹にあて
ゆっくりと真一文字にひく

拳銃を取り出し
銃口を額の中心にあて
三回引鉄をひく
銃口を下顎の中心にあて
三回引鉄をひく
銃口を胸の中心にあて
三回引鉄をひく

ベルトを手に取り
首を締め上げる
強く
強く
強く
強く

悪魔はゆっくりと倒れこむ

私は目を ゆっくりと開ける
月明かりに照らされた傍らには

刃のないカッターナイフ
玩具の拳銃
安物のベルト

悪魔は変わらず 傍にいる

赤くなった首を撫でながら思う

ああ これで 何度目だろうか

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テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学

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