東京拘置所の刑場を初公開
「実態把握には不十分」「情報の公開度に不満足」などの意見もあるようだが、そうお思いの方は、こんな本を読んでみてはいかがだろうか。
![]() | 元刑務官が明かす死刑のすべて (2006/05) 坂本 敏夫 商品詳細を見る |
元刑務官が現在行われている「死刑」に関する全てを赤裸々に語り尽くした、今この時期だからこそ、読まれるべき本である。
死刑囚がその時まで過ごす日々…最も身近にいる看守と刑務官の苦悩…著者が想う「死刑制度」の是非…そして、死刑執行当日の始めから終わりまで…。
特に、本書に収録されている「死刑執行当日」の模様を描いた劇画『死刑執行』は、執行の瞬間を何度も経験した著者ならではのリアリティで描かれている。この劇画を読むだけでも、執行する者と執行される者の心情がひしひしと伝わってくる。
死刑制度を論議するなら、まずは本書を参考資料として読み込んでみては、いかがだろうか。
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