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適当徒然

適当に徒然なことを記事にします。

 ある日の晩、風呂に入ったときのこと。




「痛っ!」

 何かを踏んだので、足をどけて拾い上げてみると。

「……爪?」

 爪だった。引っ掛けて剥がした風でもなく、爪切りで切った風でもなく、指と爪で千切ったようにギザギザの跡が残る爪。

 まず考えられるのは、私の前に入った父。だが、神経質で厳格な父が風呂場でそんなことをするはずがない。

 次に考えられるのは、風呂掃除をした弟。だが、風呂掃除の最中にそんなことをするだろうか。したとしても拾って捨てるだろうし、何より一番風呂の父が何も言わなかった。

 風呂場の床に引っ掛かった状態で、運良く父に気付かれなかっただけなのか。

 入浴後、二人に質したが、双方とも答えは「知らない」だった。

 ――未だに釈然としない、奇妙な体験である。
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テーマ:なにこれ - ジャンル:サブカル

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