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風月文語の適当徒然

風月文語(ふうげつ ぶんご)です。適当に徒然なことを記事にします。

12皿の特別料理

12皿の特別料理 (角川文庫)12皿の特別料理 (角川文庫)
(1999/12)
清水 義範

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 料理をテーマに12編の悲喜劇を書き綴った短編集。
 作る過程もしっかり記されていて、作る際の参考にもなります。




 インドに出張中の夫が現地で事故に遭う。駆けつけた妻が夫に食べたいものを尋ねると――、「おにぎり」
 新婚二ヶ月の新妻は、結婚するまで料理なんてあまりしたことがない初心者に毛が生えた程度の腕前の持ち主。ある日の日曜日、夫が「今日は僕が料理を作るよ」と言い出して――、「ぶり大根」
 作家と編集者がドーナツの話題で盛り上がり、それぞれ子供の頃に家庭で食べたドーナツを思い出すのだが――、「ドーナツ」
 半年前に離婚した元夫から電話が。内容は、新婚の頃に作ってくれた料理が無性に食べたくなったからレシピを教えてくれ、というものだった。離婚した元夫に対する微妙な心情を描いた、「鱈のプロバンス風」
 東京出身の妻と名古屋出身の夫。不仲、というわけではないのだが――。名古屋と東京の食文化の違いをコミカルに描いた、「きんぴら」
 鯛が食べたい、という愛娘のために父親が作ったのは――、「鯛素麺」
 生まれてこの方、一度も料理をしたことがない男が挑戦した料理は――、「チキンの魔女風」
 とあるアパートの一フロアには、現在四つの世帯が暮らしている。ある夜、この四世帯の夕食の献立が偶然にも揃ってカレーに決まった。そこで各家庭のカレーを覗いてみると――。一口にカレーと言ってもこれだけ違ってしまうものなのか、と感嘆してしまう、「カレー」
 過去にスペインを旅行した際に食べた料理を恋人にふるまおうとした女性の苦闘をコミカルに描いた、「パエーリヤ」
 突然左遷させられた一家の主が突然始めた新たな趣味はなんと蕎麦打ち――、「そば」
 最近夫との距離が遠い、と感じ始めた妻。浮気を疑わせる物証も出てきて何とかしたいと考えながらテレビを見ていると、偶々変えたチャンネルで料理番組が八宝菜の作り方を紹介していた。これだ、と思って早速作り始めたのだが――、「八宝菜」
 退職してすることがなくなった男が始めた趣味は――、「ぬか漬け」
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テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

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