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風月文語の適当徒然

風月文語(ふうげつ ぶんご)です。適当に徒然なことを記事にします。

老人Z / 海へ行こう

老人Z HDマスター版老人Z HDマスター版
(2005/04/13)
松村彦次郎横山智佐

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舞台は現代日本の延長線上にある近未来。今日も今日とて、増加の一途を続ける老人の数。
超高齢化社会の問題に日々頭を悩ませ続ける厚生省のお役人たち。
そんな時、厚生省の寺田は老人問題を一気に解決しようと、メーカーと協力して人工知能プログラムを内蔵したベッド型全自動介護ロボット「Z-001」を提案、開発。その試作品のモニターとして、少々痴呆が進んだ高沢老人を選び、半ば強引に厚生省管轄の病院へ連れて行った。
老人の介護を担当している春子はそのベッドの発表会に立会い、大変便利な装置の数々を披露している厚生省・メーカー側ではなく、大小様々なプラグでベッドに繋がれた、モニターではなくモルモットの状態の老人を見て痛々しさを覚えて講義するが受け入れてもらえない。
仕方なく大学に戻った春子を待っていたのは、ベッドに縛りつけられているはずの高沢老人からの、様々な手段を使ったSOS。仲間たちと一緒に深夜、病院に忍び込むが、救出に失敗。
意気消沈する春子だったが、数日後――。

笑いあり、涙あり、問題提起あり、ロボット対ロボットのアクションあり、SFあり、と盛り沢山の傑作アニメーション。
1991年の作品ながら、その完成度と時代を先取りした感は素晴らしかった。
出てくる老人たちもけっして老いぼれているだけではない。企業にハッキングを仕掛ける行為そのものに回春作用を覚える老ハッカートリオなど、出てくる老人たちは若者よりも生き生きしている。
ロボットに搭載された人工知能が意思を持ち、エンド・クレジット直前に○○となって出てきたときには笑った笑った。
これを見れば老人も若者も、何かしら老後や介護に関して考えるきっかけが生まれるかもしれない。
介護の現場や介護を目指す若者たちに、ぜひ薦めたいアニメーションである。

名言は厚生省の寺田から、

「厚生省をナメるなよ!!」

「老人Z」詳細(映画データベースより)

評価:☆☆☆☆☆
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テーマ:アニメ - ジャンル:アニメ・コミック

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