niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

緋色の囁き

緋色の囁き (講談社文庫)緋色の囁き (講談社文庫)
(1997/11)
綾辻 行人

商品詳細を見る


厳格な全寮制の女子校に転入してきた主人公。同室の級友が焼死した事件を皮切りに起きる連続殺人。夢遊病の癖がある主人公は怯える。「もしかして私が?」

著者が映画「サスペリア」に触発されて書いたというサスペンス・ホラー。

監獄の如き女学園。
委員長グループによる「魔女狩り」という名の陰湿ないじめ。
主人公の特殊体質。
欠落した過去に起因する悪夢。
「緋色」に彩られた惨劇。

材料はサスペンスによく用いられるものばかりですが、話は面白かったです。
B級映画にあるような「伏線を全て回収できなかった」ということも「不条理というか竜頭蛇尾というか、納得いかない結末」ということもなく、登場人物も「級友の兄」や「学園長の伯母」など厚みがある人たちばかりです。

ぜひ映像化してほしい作品なのですが、最も重要な「全ての登場人物たちの本音・本心」が省かれて、薄っぺらなB級サスペンスになってしまうことが心配ですね。
スポンサーサイト

テーマ:こんな本を読んだ - ジャンル:本・雑誌

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://publicoenemy.blog60.fc2.com/tb.php/171-f9197ade
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad