ペガーナの神々
まだこの世が始まらない前――。
<宿命(フェイト)>と<偶然(チャンス)>が勝負をした。勝者がマアナ=ユウド=スウシャイに神々を創らせた。その後、マアナは休息のために眠りについたが、<宿命>と<偶然>は大空を盤に、神々を駒にして新たな遊戯を始めた。しかし人々はそれに気づくことなく、神々を崇め続けるのだ――。
ラヴクラフトの創作に多大な影響を与えた、神々の活躍とその黄昏を詩的にかつ雄大に描いた創作神話の短編集。クトゥルフ神話を嗜んでから読むと、どの部分が参考にされたのかがよくわかる。そして古典ながら、根源という以上の読書体験を得られた。クトゥルフ神話の拡張を画策している人にぜひ読んで欲しい。何らかのひらめきが得られるはずだ。
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