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適当徒然

適当に徒然なことを記事にします。

シャーデンフロイデ

 シャーデンフロイデ――特に成功者の失敗に対して沸き起こる暗い歓喜の感情は、なぜ生まれてしまうのか。愛や正義や倫理を訴える人が、なぜ相反する相手を暴力的に攻撃するのか。それらはいずれも脳内ホルモン、脳内麻薬が関係している――というのが本書の趣旨。
「二流の悪魔は金で誘惑する 一流の悪魔は愛と正義で誘惑する」という言葉があるが、過度な「正しさ」が人を近視眼的に、残酷にするというのは毎日ニュースやSNSを見ていると実感する。そしてそれに囚われている人ほど、問題が起きたとき、過ちを認められなくて他所に原因を求める。

 最近の時事で言うと、香港政府と香港の人々との、一連の衝突も一例か。
 当初は平和的なデモが、やがて無関係な店舗の破壊、火炎瓶や投石などの破壊行為にまで過激化する。取り締まる側も「治安」という正義が過剰な暴力となって人々を傷つける。
 本書に従うなら、これら行為の過激化もまた、脳内ホルモンの分泌により自己抑制が困難な状態になっているからかもしれない。
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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

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