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風月文語の適当徒然

風月文語(ふうげつ ぶんご)です。適当に徒然なことを記事にします。

掟上今日子の乗車券

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「守さん。これから旅に出ますので、一緒に来てもらえますか?」
 突然、今日子さんに旅行に同行するよう指示された、唯一の従業員でありボディーガードである親切守。理由を訊くと、
「はい。つまり、営業です」
 困惑する守だったが、その言葉通り、乗車した列車の中で事件が起きて、探偵が呼ばれることに――。


 今作でも今日子さん、己の欲望(笑)を満たすために、結構強引に事件を解決していきます。
 今回は主にホワイダニット、なぜ事件を起こしたのか、動機に忘却探偵が迫っていきます。今日子さんが推理で導き出す動機は、いずれも「そんなことで」と思ってしまうものばかりだが、「ありえない」と一蹴することは、「まあフィクションだし」と一笑することは難しい。
 なぜなら、現実でも「そんなことで」と思ってしまう動機で事件が起きるからだ。
 「結果や結論ではなく、手順や手続きを重んじる……、実害よりも気持ちの問題を重視」(一九四頁)して、あおり運転をしたり、道路にロープを張ったりして事件を起こす犯人たち。
 どこにでもある「そんなこと」で、いとも簡単に被害者にも加害者にもなることに、恐怖と警戒感を感じるが、しかし、そんなことも、寝てしまえば忘れてしまうのだろう。
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テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌

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