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風月文語の適当徒然

風月文語(ふうげつ ぶんご)です。適当に徒然なことを記事にします。

『おみくじ』

 Kさんは当時、故あって前の職場を退職し、転職活動をしていた。

 年の初めに、子供の頃から毎年参拝している、実家近くの神社を参拝した後、Kさんはおみくじを引いた。



 転はあまり高きことを望まずしてよし
 望みごと成就す 九月より先よかるべし



 Kさんはおみくじを持ち帰るとクリアファイルに入れて保存し、時々読み返しては励みにした。
 また、これはと思った寺社仏閣を参拝しては、おみくじを引くことを四、五回繰り返した。
 いずれも、苦労を厭わず努力し続ければ、後半運が上向く、という内容だった。
 それらのおみくじも持ち帰り、不採用の通知が来る度に読み返しては励みにして、就職活動を続けた。

 はたして、Kさんはその年の十月に、再就職を果たした。ベストな条件ではなかったがベターな条件で、契約時に提示された給与は前職よりも多かった。

 俗に、おみくじは神仏からの助言なので、その吉凶に一喜一憂せず、書かれている言葉を自分で書き留め、目につく所に飾って日々の戒めにすると、吉凶の判定に関わらず運気が上向くという。
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