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適当徒然

適当に徒然なことを記事にします。

中国怪奇小説集




 明治時代の文筆家、岡本綺堂が中国の古典から怪奇譚をよりすぐり、翻訳してまとめた中国古典怪談集。
 三遊亭圓朝の『牡丹燈籠』の原典である『剪灯新話』の「牡丹燈記」や感和亭鬼武の『自来也説話』の原案である『異聞総録』の「我来也」など、日本の有名作品の大本となった説話から、古代中国ならではの展開をする奇抜な説話まで、六朝、唐、五代、宋、元、明、清、四世紀から一七世紀までの大陸の説話集を幅広く網羅しています。
 全体的に、人物たちの喜怒哀楽が日本以上に激しく、それゆえの成功または失敗、また、富貴を得て怨恨を妥協するよりも清貧のままで怨恨を晴らす方を選択する子持ちの寡婦や、十三代にも渡って転生した魂を追い続け狙い続けて前世の怨みを晴らした怨霊など、死者生者問わず、恨みや妬みといった、肝が凍る程に深い執念が描写された話は大陸ならではという感じがしました。
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テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

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