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地球と戦うための新たな力とするために、宇宙に浮かぶ人工衛星の中で科学と魔法の融合実験を続ける地球撲滅軍・不明室のツートップである、左博士と酸ヶ湯博士。そんな二人の実験に付き合わされるべく同行している、“醜悪”と呼ばれる英雄・空々空とその仲間(?)たち。
何が起きても感動せず、全てを受け入れる異形の精神を持った、自室に戻った英雄を待ち受けていたのは、“月”を名乗るバニーガールだった。
彼女が英雄に接触してきた目的。それは「衛星である自分を含めた全ての惑星を“説得”してみないか」という提案だった。成功すれば、人類と地球の停戦が実現するかもしれないという。
星を説得するという、前代未聞の難題に、異形の英雄はどう立ち向かうのか。
星々の擬人化には前例があったし、悲鳴伝で園児の姿をした地球が出ていたので驚きは小さかったが、その結末の驚きは大きかった。「そう来るか!」と。次巻がどのように展開するのか凄く気になる結末。
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