niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

たてもの怪談

たてもの怪談たてもの怪談
加門 七海

エクスナレッジ 2016-08-03
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 一念発起して引っ越しを考えたKさん。決して安くなく、当たり外れが大きい案件なだけに、何を以って「好物件」かをひたすら考えた結果、出した結論は“運の良い家”だった。 ――しかし。

「……で? 何なんだよ、その運の良い家ってのはよお」


 なまじ様々な方面への知識があり、しかも感性豊かゆえに起きる、物件選びから引っ越し、生活してからの四苦八苦をコミカルかつオカルティックに書き綴った『引越物語』、不幸が起きた家や場所を線で繋いで初めて明らかになる恐怖を描いた『道の話』など、私達にごく身近な道や土地や建物をテーマにしたオカルトエッセー。


 怪談、とありますが、著者自身が後書きで書いたように、その内容はどちらかと言えば著者の近況や昔話、そして考察を綴ったエッセー。
 再録もありますが、過去作に収録された『道の話』の後日談や都庁の考察など、読み応えは十分。人が居心地良い場所には人以外の存在も間借りするのは当たり前。それが虫であろうと彼岸の存在であろうと謎の存在であろうと。

 しかし……。
 ここ十数年の首都圏の猛暑の要因の一つがアレだったとは! もし本当だったら、再開発で全部除くか山側に移してほしい。
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テーマ:エッセイ・散文 - ジャンル:小説・文学

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