niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

震災後の不思議な話

震災後の不思議な話 三陸の怪談震災後の不思議な話 三陸の怪談
宇田川敬介

飛鳥新社 2016-03-26
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 地震と津波で多くの人が亡くなった東日本大震災。その前後、様々な人々が様々な体験をしていた。

 予知夢、予感、導く声、寄り添う光、木の上に佇む人、自分の身体を探す人。

 自身で聞き集めた怪談と、言い伝えや記録を引用しながら震災にまつわる怪談を伝えることの必要性を記した、決して怖くはない、心を癒やす怪談集。


 多くの人が亡くなった、しかも最近の出来事がネタの怪談集など不謹慎。そう主張する方もいるかもしれない。
 だが戦争に関わる怪談と同様、多くの人々が亡くなった事象に関わる怪談というものは、一般的な怪談のそれとは大きく異なる。
 本物の戦争や震災に関わる怪談は、恐怖を抱かせる話というよりも、むしろ生存した方々、亡くなった方々双方への「鎮魂慰撫」、そして「出来事の忘却をしない・させない・許さない」という要素が強い。
 そんなものは存在しない、偶然や目の錯覚や思い込みだ、と言うのは簡単だ。だがこうした話が身近な人々や財産を失った人々の心を癒やしてくれる、ということもある。
 怪談でないと伝わらないモノがある。怪談だからこそ伝わるモノがある。
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