米国の小学校で「オバマワーム」という名称のマルウェアが見つかり、ちょっとした騒ぎになっている。セキュリティ企業のTrend MicroやThompson Securityがブログで伝えた。
ここで注意したいのは、厳密には「ウィルス」ではなく「ワーム」であること。違いはウィルスが「PC内にあるファイルに感染して媒体にすることで増殖する」のに対し、ワームは「本体そのものに増殖を促すプログラムが仕込まれているために自己増殖が可能」であること。
肝心なのは、極論してしまえばどちらもただの「プログラム」なのであり、オリジナルの入手に成功すれば、コンピューターのプログラミングの基礎がある人ならば誰でも、たとえ小学生であってもソースコードを解析してそれをサンプルにして、様々な亜種を作成することが可能だということなのだ。
今回のワームは一種のジョークソフトだったようだが、これが悪意のあるものだったなら……。
インターネット・イントラネットに関わらず、やはりコンピューターのある所にはウィルス対策は欠かせない。
最後に、悪意のあるソフトは誰でも簡単に作成できてしまうんだよ、ということで本を紹介。
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