niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

脳はいかにして“神”を見るか


脳はいかにして“神”を見るか―宗教体験のブレイン・サイエンス脳はいかにして“神”を見るか―宗教体験のブレイン・サイエンス
(2003/03)
アンドリュー ニューバーグ、ヴィンス ローズ 他

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 神秘体験は人以外の存在による救済か。それとも幻覚や妄想の産物か。
 条件さえ揃えば誰もが神秘体験ができるのか。
 脳の研究者二人が脳の分析や資料を渉猟して実感した、神秘体験の正体とは。
 神秘体験を肯定的に、脳神経学での読み解きを試みた論考書。

 我々の知覚、気分、経験等は全て、脳神経学的機構を基礎にしている。体験者の脳が正常でかつ体験者の談が嘘偽りでないならば、神秘体験もまた脳神経学の観点から読み解けるのではないか――。
 この仮説を検証するために著者らは脳の実験や機械測定、様々な資料を渉猟した。その結果、「ヒトの脳にはたしかにリアルなスピリチュアル体験をする能力が備わっていると確信した」(二三頁)。だが脳科学は未だ発展途上の分野である。ついに著者らは「(現在の)科学の限界に突き当たった」(二一五頁)。
 そのため、本書は神秘体験を完璧に科学的に解説しているわけでなく、その点では不満を感じる読者がいるかもしれない。だが科学が神秘体験を解明するまでに至る、道の途中に立てられた“道標”と考えれば、サイエンティストもスピリチュアリストも読むに値する本だと、私は思う。

 本書の中で、瞑想時の脳の活動状態の観察実験でわかった、被験者が瞑想がピークに達したと感じた時、どこの部位の活動が盛んになっているのかを解説しているのだが、別の本で、見えないもの(お化けとか妖怪とか幽霊とか)を視覚化させている部位についても同じ所を指している。そしてそこは空間と時間、自身と世界との境界を自覚する所でもある。
 より多方面から分析を試みていけば、神秘体験の解明はより進むかもしれない。

※併せて読んでみてほしい書籍・サイト
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