niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

殺すテクニック


殺すテクニック殺すテクニック
(2014/11)
ホミサイドラボ、カヅキオオツカ 他

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 “殺すテクニック”が最も求められる場所――。 それは、戦場である。

 タイトルは物騒だが、その内容は一言で表すなら「“戦争”の世界史」だ。そして技術と医療の世界史でもある。
 古代から、人は様々な理由で殺し合った。集団で殺し合う戦争は、金銭を、資源を、物資を、環境を、人員を、そして一人一人の精神まで消費する、言わば最悪で最大の“消費行為”である。
 だが、必要悪というべきか、戦争によって発展する要素もある。それが“技術”と“医療”だ。
 自軍の損害を可能な限り抑えつつ相手に勝利するため、または彼我の戦力差を補うためにより強い武器を求め、それが技術の発展に繋がった。
 負傷した人々を生かす方法を求め、試行錯誤と切磋琢磨の繰り返しの結果、それが医療の発展に繋がった。特に“戦場”という、最悪な環境で絶望的に物資が不足している状況での医療行為は、そのまま被災直後に求められる《災害医療》の参考になると思う。
 その場だけでなく戦後まで引きずる、心身に与えられる戦傷の悲惨さと恐ろしさは昔も今も変わらない。だからこそ、戦争を忌避し、戦争反対を訴え続けなければならない。または戦争行為・戦闘行為に代わる争いの解消法を見つける必要がある。

 2015年は戦後70年目であることから、戦争にまつわる色々な企画や特集が組まれることだろう。誤字や内容の重複等、全体としてまとまりがやや悪いと感じるかもしれないが、“戦争”を知る上でこの本は格好のテキストになるはずだ。
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テーマ:戦争 - ジャンル:政治・経済

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