niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき


奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき (新潮文庫)奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき (新潮文庫)
(2012/03/28)
ジル・ボルト テイラー

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 著者のジルは、兄が統合失調症と診断されたことがきっかけで脳科学者への道を選択する。順調に脳の研究を推し進めてきた彼女だったが、皮肉なことに、彼女もまた脳内に先天性の奇形があり、それが原因で37歳の時に脳卒中が起きて倒れてしまう。
 だが脳の専門家だったことが幸いし、ジルは早い段階で自身に脳卒中が起きたことを理解し、ここからが専門家らしいのだが、助けを呼ぶことに集中しつつも、「自身の脳内で何が起こり、その結果どのような感覚が生じるのか」を可能な限り記憶しようと努めたのだ!

 左脳が徐々に止まっていく様子を脳科学者の視点で刻一刻観察し、入院から回復するまでの8年間を詳細にまとめた驚異のレポート。
 脳卒中かそうでないかを素人が見極めるポイントや、脳卒中で倒れた後で順調に回復するためのポイントなど、脳卒中の本であると同時に門外漢向けに脳の基本的なことも書かれているので、脳科学の教本としても最適。
 これを手にする人は、大きく二者に分けられるだろう。すなわち、「脳科学に興味がある人」か「身内または自身が脳卒中で倒れた人」。そして本書はそのどちらも、そして脳の素人も満足させる内容の筈だ。

 以下、内容に関する蛇足なので、興味がある人はどうぞ。


 『デストロ246 4 (サンデーGXコミックス)』(ホログラム編)オープニングの元ネタがこちら。コミックで脳科学や涅槃(ニルヴァーナ)の境地について気になったらぜひこちらをどうぞ。


 特定の周波数には開放感や自由を感じさせたり、表現力や意識を強めたり、不安を煽ったりするものがある、という普通の人が聞けば眉唾ものと思う話がある。実際には周波数(=音波=振動数 単位はいずれも「Hz」)によって脳内で処理される場所が異なるのだが、詳細はまだ解明できていないそうだ。いずれはその「周波数」も、脳科学で解明できる日が来るのかもしれない。
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