niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

江戸の町は骨だらけ


江戸の町は骨だらけ (ちくま学芸文庫)江戸の町は骨だらけ (ちくま学芸文庫)
(2004/08/10)
鈴木 理生

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 東京の地下には、今も数えきれないほどの遺体が眠っている。しかも墓地ではない、オフィスビルから役所や学校のような公共施設、道路、そして集合住宅や個人住宅の真下に、だ。
 墓地に葬られていない遺体が東京の地下から見つかる理由、江戸時代から現在までの具体的な遺体発見の実例、そしてそれらが報道もされなければ噂にもならない理由まで、数多くの文献を使って解説した、異色の都市史解説書。後半は死生観・宗教観の延長線上、ということか、江戸~東京での“怨霊”の扱われ方について書かれている。
 記述が全体的に少々感傷的なきらいもあるので、専門書寄りではなくエッセー寄りという気もするが、東京の見えない部分を知るための参考書というよりも少々濃いガイドブックと思えば、読み応えはある。
 ちなみに「踏み固める」という行為は、魔術的には「悪霊鎮め」の要素があり、それを意識すると、都内を移動する人は、日々気付かないまま地下で眠る人々を鎮めているんだな、と牽強付会気味に思ったり。

 過去に放送された番組『ブラタモリ』を面白いと思ったなら、ぜひこちらもどうぞ。
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