うわさの神仏―日本闇世界めぐり
![]() | うわさの神仏―日本闇世界めぐり (集英社文庫) (2001/06) 加門 七海 商品詳細を見る |
日本の神様はグルメで悪食?
理想の仏の姿を忠実に再現するとどんな姿に?
観光地「鎌倉」の恐ろしい面とは?
神に仏に鬼妖怪、祝詞に経に、呪法に憑物。そういうものが大好物な自称『神仏ゴシップ芸能記者』が、異界の萬事を読み易く面白く綴ったエッセー。
前半は神仏に関するイロハから鬼や妖怪や魑魅魍魎のこと、おみくじ講座に神仏にお願いする恋の病対策まで、異界に関する雑学知識を広く浅く、そして面白く綴っている。
後半は企画で訪れた先での出来事を綴った旅日記で構成されている。京都では終始雨に打たれて散々な目に遭い、伊勢では神様のご利益に預かれたのか幸運な出会いがあり、鎌倉ではホラー映画の主役になったような気分になり、と笑いあり涙あり恐怖あり、バラエティ豊かな内容となっている。
怖いのや堅苦しいのが苦手な人にこそ薦めたい、初心者向けの本だ。
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『うわさの神仏』
加門七海 『うわさの神仏』(集英社文庫)、読了。
タイトル買いしてきた一冊。
ホラー作家の加門七海さんが、
神社仏閣や、その周辺領域の話題で盛り上がりまくるエッセイ。
ちょっと、作者のテンションが高過ぎて、
最初は文章についていけなかったです。
文体が軽すぎる感じを変に狙っているような印象を受けるところも
鼻につきました。
でも、取り扱っているテーマが、
仏...