niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

しぐさの民俗学


しぐさの民俗学―呪術的世界と心性しぐさの民俗学―呪術的世界と心性
(2006/09)
常光 徹

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 霊柩車に出会ったら親指を隠すのはどうして?
 「エンガチョ」ってそもそも何?
 クシャミをしたあとで「チクショー!」と言ってしまう原因は?

 息を吸ったり吐いたり、指を組んだり、じゅもんを唱えたり。人がする“しぐさ”には心理的要因が全てではない。民俗的背景もあるのだ。
 小さい時分から両親や祖父母や近所の人から教わり、この先きっと自分や近所の子供に教えることになるであろう、数多の「オマジナイ」。その成立過程や背景の解明を試みた、身近な民俗を学ぶにあたって格好の本。

 こういう“しぐさ”を「迷信」の一言で片付けたりバカにしたりすることは簡単である。では寺社仏閣に詣でたり、お祓いを受けたり、そこで授けていただいた御守を首から下げたり鞄に付けたりすることは迷信ではないのか。寺社仏閣と民間信仰とにあるのは「格」の違いだけで、根底にある「祓い」「厄除け」という呪術の思想は同じなのだ。
 なにより、こういう“しぐさ”はいざという時、とっさの時に行える簡易ながらもちゃんとした呪術なので、とっさにできるほど覚えておけば、急場での精神への負担軽減になるはずである。
 また、創作物の中で時折見られるこうした“しぐさ”への理解を深めるうえでも、役に立つだろう。
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