niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

怖い絵


怖い絵  (角川文庫)怖い絵 (角川文庫)
(2013/07/25)
中野 京子

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 ドガの『エトワール』で、踊り子とその後方にいる紳士との関係とは?
 ブロンツィーノの『愛の寓意』は、“全ての”愛の「肯定」か「否定」か?
 ホガースの『グラハム家の子どもたち』の、子どもたちの笑顔の周囲に散りばめられた“危険”とは?

 十六世紀から二十世紀までに制作された多種多様の西洋名画の中から、著者が“恐怖”を感じた作品を選出し、その読み解き方や製作時の時代背景等を解説した、恐怖と驚きと興奮に満ちたガイドブック。
 絵画をただ眺めているだけでは絵画“鑑賞”とは呼べない。描かれた細部や寓意や象徴を読み解き、制作された時代を知ることで感動や恐怖を得る。それこそが絵画“鑑賞”だということを、このシリーズで初めて理解した。
 懐に余裕がある人は、ぜひ画集の側にシンボル事典や歴史書の類を置いてほしい。ただ眺めているだけでは理解できなかったことが理解できるだろうし、色々と深読みする楽しみもできるだろう。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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