niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

易の音楽 / Music of Changes


ジョン・ケージ: 易の音楽(1951) (John Cage : Music of Changes / David Tudor, piano) [輸入盤]ジョン・ケージ: 易の音楽(1951) (John Cage : Music of Changes / David Tudor, piano) [輸入盤]
(2012/09/10)
デイヴィッド・チューダー

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 音楽家で思想家のジョン・ケージが、音楽の“構造化”を目指して偶然性を積極的に取り入れようとしていた時期に“易”を知り、その思想や手法を作曲過程に大胆に取り入れて制作したのがこの『易の音楽 / Music of Changes』シリーズである。
 方法としては単純で、テンポや音の種類を予め一覧化した後、三枚のコイン(硬貨)を放り、その表裏の結果で楽譜のどこでどの要素を用いるかを決定し、五線譜を埋めていく。その繰り返しだ。
 決して万人受けはしない。快も不快もなく、「音楽」と言うよりも「音の羅列」。しかしどことなく哲学的なものも感じる。“偶然”を用いて作曲することで、“運命”の不安定さ、不確かさ、儚さ、また決して目にすることのできない“運命”に対する不安や恐怖、謎やスリルを現しているようにも感じる。
 ふと“運命”や“偶然”といった不確かなものについて思考を巡らしたくなった時、この曲をBGMに用いてみてはいかがだろうか。また、サスペンスやホラー映画で観客の不安を煽るような音楽を制作する時、このような手法に挑戦してみてもいいかもしれない。
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テーマ:音楽 - ジャンル:音楽

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