![]() | 隔週刊 CLASSIC PREMIUM (クラシックプレミアム) 2014年 4/29号 [分冊百科] (2014/04/15) 不明 商品詳細を見る |
《バッハにとって「曲」は、神への供物なのか。》
バッハが作曲した曲はいずれも、一度聴けば忘れ難いほどの感動を心に残す。
だが、その感動は情熱的なものではなく、どこかしら冷めたものがある。
論理的というか芸術的というか、緻密に構成された建築物や絵画を見た時のそれと同様の感動なのだ。
そして、それは聴衆にではなく、「神」のために作られた、神への捧げ物として作られたのではないか。
どこか聴衆を置き去りにするような、熱さと冷たさが混在するような曲を聴き続けている内に、そう思った。
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