niwakaの“あくまで個人の感想です。”

その名の通り熱しやすく冷めやすい"niwaka"が、徒然なるままに色々なことを書き散らします。

プロ作家になるための四十カ条


プロ作家になるための四十カ条 (ベスト新書)プロ作家になるための四十カ条 (ベスト新書)
(2006/07)
若桜木 虔

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 作家養成講座を開いている著者が、これまで参加してきた作家志望者の作品をテキストに、初心者または志望者にありがちな失敗や思い込みを指摘し、心構えや技術といった執筆の『コツ』を解説してくれる、作家デビューを夢見る人はぜひ読んでほしい執筆指南書。
 四十カ条、というよりも、これまでの参加者からの質問を四十にまとめて、それに対して回答する、という形式。なので、初心者にありがちな失敗や思い込みを客観的に認識するにはいい構成となっている。
 また、「新人賞や文学賞の選考委員の着目点は、普通の読者の着目点とは異なる」と指摘し、受賞デビューを果たしたいなら読者ではなく「選考委員の側に意外性を感じさせる話を書かなければ成らない」(三十五頁)と回答している。これは「賞を取った作品を読んだが面白くなかった」「なんでこんな作品が賞を取ったんだ?」という読者の感想、また、受賞は逃したが読者受けがよく、売れた作品があることに対する解説にもなっている。受賞作品だからといって「じゃあ面白い作品なんだ」と決め付けるのは、実は間違っているのだ。

 受賞作家を目指すなら、選考委員が面白いと感じる作品を、売れる作家を目指すなら、読者が面白いと感じる作品を書かなければならない。いずれにしても自己流ではどちらもおぼつかない。そう実感する実用書だった。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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