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2024-02

いるの いないの


怪談えほん (3) いるの いないの (怪談えほん3)怪談えほん (3) いるの いないの (怪談えほん3)
(2012/01/28)
京極 夏彦

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 おばあさんの家で暮らすことになった。
 おばあさんの家はとても古くて、天井が高い。上の方には「はり」という太い木が渡っている。
 ある日、「はり」の上の方を見ると、

おこった おとこの かおが


 いる、と思うから怖いのか。いない、と思えば怖くないのか。
 《あちら側》を強く意識させる、怪談えほん。


 最後の頁は凄く怖い。大人もぞくり、とさせられる。しかし、本当に怖いのは、《あちら側》を強く意識させる京極夏彦の文章である。

みないから いるか いないか わからない
みなければ いないのと おんなじだ

――ほんとうに?


 この本を読み聞かせた後、子供に自分が今いる所をもう一度見てもらおう。 ――ぐるりと。

 家が新しくても。 天井が低くても。
 テーブルや机の下。戸棚やクローゼットの中。屋根と天井の間。排水口の奥。そして目を瞑るだけで。

闇は至る所にある。


いるかもなと おもうと みちゃう
みたら みたらみたら――
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テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

コメント

返信

 トラックバックさせていただきました。

 怖いですよね、この絵本。
 子供達に「いるかもしれない」という「漠然とした可能性」の恐怖を植えつけるにはもってこい。多感で想像力が強い子ほど心に残るでしょうね。
 イラストも怖いですが、最後の台詞。もしかしたら読んだ人によって、思い浮かべた「台詞を言った人」が異なるかもしれません。思い浮かべた人によって、恐怖の質も変化する作品だとも思いました。
 他の怪談えほんの感想も伺ってみたいです。レヴュー、お待ちしています。

 コメント、ありがとうございました!

読む前から「怖い」とは覚悟してたのですが、
やはり衝撃が大きかったです。
頭からラストが離れない…。
だけどなぜかひきつけられてしまう本です。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。

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京極夏彦と町田尚子が腹の底から「こわい」を引きずり出す―― おばあさんの古い家で、ぼくはしばらく暮らすことになった。その家の暗がりに、だれかがいるような気がしてしかたない。 少年が一人でお婆さんの家に引越してきます。 美しく明るいんだけど、ふと気付くと傍らで鬱蒼とした闇の広がる田舎の夏。 誰もが子供の頃感じた、とらえどころのない恐怖を描いていて、とてもスリリング。 少年の心細さ、...

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Author:J.Smith
 興味を惹かれるととことんのめり込みますが、きっかけがあれば冷めるのも早いです(^^)。
 色々読んでいます。最近は読むだけでなく、実行可能なものは実践してみています。ただし、主観的なもの、プラシーボ効果、思い込み等の可能性も否定しません。

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