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2020-04

クトゥルーの呼び声 [新訳クトゥルー神話コレクション]




 作家のH.P.ラヴクラフトが短編小説『ダゴン』を上梓してから、つまり、クトゥルフ神話が産声を上げてから百年目を迎えた2017年。クトゥルー神話研究家の森瀬繚が百周年を記念し、新たに翻訳本を刊行。
 日本のサブカルチャーにも多大な影響を与えたコズミック・ホラー・ワールドの、原点となるラヴクラフトの著作品をテーマごとに選出し、初心者向けに読みやすく翻訳。今、あなたの正気度が試される。

 1集は神話の代表格であるクトゥルーと、ラヴクラフトの恐怖の源である「海」がテーマ。
 創元推理文庫の『ラヴクラフト全集』に未掲載だった『墳丘(The Mound)』を求めて購入。確かに読みやすいが、それゆえに原典特有のおどろおどろしさが薄まっている感がある。だが好みの問題だろう。
 地図や訳注、年表など、付録が充実しているのも初心者に嬉しい。


『ダゴン』
 船乗りのわたしは運悪くドイツ軍に拿捕された後、すきを見て逃げ出す。漂流の後に小島に漂着したわたしは、丘の頂上を目指すことにしたのだが――。
『神殿』
 時は1917年、第一次世界大戦の最中。独軍の潜水艦が英国の船を沈める。乗員の一人が船に絡んでいた死体を投棄する際、死体から象牙細工をくすねたのだが――。
『マーティンズ・ビーチの恐怖』
 船乗りたちが未知の巨大生物を殺害し、その死骸をマーティンズ・ビーチに運び込んできた。船長のオーンはこれで金儲けを企むのだったが――。
『クトゥルーの呼び声』
 亡くなった大伯父の遺品を整理していたわたしは、不気味な存在が描かれた粘土板とカルト教団に関する資料を見つける。追跡調査をする内に、ある海難事件の記事を目にし――。
『墳丘』
 オクラホマにあるインディアン由来とされる墳丘は、幽霊の目撃談や探索者の失踪や発狂、異常死など、怪奇譚に事欠かない。それゆえに好奇心から墳丘を訪れた新たな探索者――私は、墳丘の土中から奇妙な金属筒を発掘する。中に入っていたのは、十五世紀に同じように墳丘を訪れたスペイン人による、墳丘の内部に広がる異世界と、そこでの生活を綴った自伝だった――。
『インスマスを覆う影』
好奇心から怪奇な伝承が伝わる街を訪れてみたわたしは、そこで恐ろしい話を聞かされて――。
『永劫より出でて』
 不審死を遂げたボストンの博物館館長が遺した手記。そこには、博物館に持ち込まれたミイラと、その後に起きた変死事件の真相が綴られていた。一体、博物館の中で何が起こったのか――。
『挫傷』
 シャワーを浴びている最中に頭を強く打ったことで幻聴が聞こえるようになったメレディス。生々しい幻聴の原因を医者とともに調べる内に、メレディスはかつてあった大陸で起きたことを夢で見るようになる――。

 以下、ちょっとネタバレありです。

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ラヴクラフト全集(別巻 下)





『石の男』
 友人が消息を絶った地で、非常に精緻な犬と人の石像が発見される。彼が彫刻家であったことから、その報を知ったわたしとベンはその地へと赴くと、更に二体の石像を発見して――

『羽のある死神』
 南アフリカのホテルで変死体が発見される。遺された日記に記されていた殺人計画と、その後に起きた悍ましい顛末とは――

『博物館の恐怖』
 ジョーンズは悪趣味な博物館の主人の不興を買ってしまい、猟奇的またはグロテスクな作品が展示される博物館の中で一晩を過ごすことになってしまう。なんとか心を落ち着けて耐え忍ぼうとするジョーンズに襲いかかってきたものとは――

『永劫より』
 不審死を遂げたボストンの博物館館長が遺した手記。そこには、博物館に持ち込まれたミイラと、その後に起きた変死事件の真相が綴られていた。一体、博物館の中で何が起こったのか――

『アロンゾウ・タイパーの日記』
 オカルト研究家のアロンゾウ・タイパーが失踪する。後に発見された彼の日記には、生前に訪れた、忌まわしい屋敷の調査記録が記されていた――

 など、下巻は十一編を収録。
 以下、所々ネタバレありです。

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ダイエット経過報告 2020/03 (開始から10年3ヶ月目)

202003


・前回比:+0.8kg 始年月比(76.7):-3.4kg
・前回比:+0.3BMI 始年月比(25.00):+1.13BMI
・体脂肪率:21.0% 前回比:-0.6%
・筋肉量:54.9kg 前回比:+1.0㎏
・内臓脂肪レベル:11.5 前回比:+0.5
・基礎代謝量:1616Kcal/日 前回比:+30Kcal/日
・体年齢:実年齢-2年 前回比:-1年

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J.Smith

Author:J.Smith
 興味を惹かれるととことんのめり込みますが、きっかけがあれば冷めるのも早いです(^^)。
 色々読んでいます。最近は読むだけでなく、実行可能なものは実践してみています。ただし、主観的なもの、プラシーボ効果、思い込み等の可能性も否定しません。

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