ブロードウェイ・サースト(カクテル)

《割合》
テキーラ:3
オレンジ・ジュース:2
レモン・ジュース:1
シュガー・シロップ:1tsp
カクテル・グラス配分だと、
テキーラ:30ml
オレンジ・ジュース:20ml
レモン・ジュース:10ml
シュガー・シロップ:ティースプーン1杯
以上をシェイク。
ブロードウェイ・サーストを直訳すると、「渇いた大通り」。名前の通り、通りが渇くほどに暑い日に飲むのに最適なカクテルで、柑橘系の風味が暑さを忘れさせてくれるような、爽やかなカクテル。そもそもテキーラが南米産だし、オレンジとレモンという組み合わせが、どことなく太陽を連想させる。また、柑橘類に含まれるビタミンCは、夏バテの主な症状も緩和してくれる薬効があるので、季節を問わないカクテルとされているが、まさに夏にふさわしいカクテルだろう。甘いのが苦手ならば、シュガー・シロップを抜いてもらうといい。
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マタドール(カクテル)

《割合》
テキーラ:2
パイナップル・ジュース:3
ライム・ジュース:1
シャンパン・グラス配分だと、
テキーラ:30ml
パイナップル・ジュース:45ml
ライム・ジュース:15ml
以上をシェイク。
「マタドール」というのは、もちろん「闘牛士」という意味。その口当たりは暴れ牛を倒すような、キリッとした刺激のあるものではなく、ひらりと暴れ牛をかわすような、華やかなもの。パイナップル・ジュースの甘味がテキーラの風味を和らげ、ライム・ジュースの酸味がアクセントとなり、爽やかな飲み心地にしてくれている。人気のカクテルというのも頷ける。
ちなみにビルドのバージョンもあり、こちらはシェイクしない分、マタドールに刺されるような重さがある。まあ好みで。
古事記異聞 -鬼棲む国、出雲-
大学院生になったばかりの橘樹雅は、研究テーマに『出雲』を選ぶ。しかし、それを聞いた担当教官である御子神伶二に、出雲に対する見識のなさを指摘され、それならば、と資料を手に出雲へ発つ。
そこで実感したのは、「出雲」そして「大国主命」の周囲にある数多の謎。そして、神話について回る「櫛」の存在だった。
御子神が指摘した『出雲国風土記』最大の謎とは。「櫛」とは一体何なのか。なぜ出雲は「鬼棲む国」なのか。
正史から隠され続けてきた、真の出雲を追う旅情歴史推理小説。
新シリーズは、正史から隠され続けてきた真の出雲を追う旅情もの。
裏の目的が「縁結び」と、主人公がほどほどに俗っぽいのが、読者との距離が近くていい感じに本筋との橋渡し役になっている。一冊ごとに明らかになる真相はパズルの一片であり、シリーズが完結して初めて古代出雲王国全体が明らかになるのだろう。
そしてもう一つ、犯人が事件を起こした動機や背景がなかなかに特殊だったが、これもまた、謎を解く一片なのだろうか。
テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌