居酒屋で(勝手に)作れるカクテル
大学のサークルや会社内で主催される飲み会。大抵お店は居酒屋チェーン店で、まずはビールで乾杯、が主流かと思います。
でまあ宴も終盤になると満腹になるか、酒や料理に飽いてきます。特にビールは飲み慣れていることもあってか、余ることも多いかと。
私なんかはそういう光景を見て毎回、もったいない、と感じていたんですが、カクテルの本を読んでいると、材料は居酒屋で注文できるもので賄えて、ビルド、つまり割るだけで作れるカクテルがいくつかあることを知りました。いくつか紹介してみたいと思います。
《ウイスキー・フロート》
・ウイスキー
・ミネラルウォーター
お冷を半分に減らし、その上にウイスキーを静かに注ぐだけのカクテル。静かに注ぐことで、水割りと違ってウイスキーとミネラルウォーターが二層に分離した状態になり、見た目にも美しく面白い。これは、ウイスキーの比重が水よりも軽いからこそ起こすことができる科学的な現象。
《ミモザ》
・シャンパン
・オレンジジュース
シャンパングラスにオレンジジュースを適当に入れた後、残りをシャンパンで満たす。割合は好みで。オレンジ特有の柑橘系の酸味と香りと炭酸を含んだシャンパンの相性が良く、甘いものが好きな人向け。
《シャンディガフ》
・スタウト(エール)
・ジンジャーエール
割合は1:1。好み次第ではスタウトをラガー(黒ビール)にしてもいいが、エール同士で相性が良いせいか、私はスタウトにした方が美味しいと思った。
《パナシェ》
・ビール
・レモネード
割合は1:1。本場ではレモネードだが、レモン風味のソフトドリンクでも可。苦味が薄まってさっぱり感が増すので、苦いのが苦手な人でも飲める。
《ビア・スプリッツァー》
・白ワイン
・ビール
割合は1:1。これもワインの甘味でビールの苦味が抑えられ、口当たりがすっきり。シャンパンの代用にもなるかも。
《ブラックベルベット》
・スタウト(エール)
・シャンパン
割合は1:1。シャンパンのカラーがスタウトの黒を鮮やかに引き立てて、見た目にも美しい。
《レッドアイ》
・ビール
・トマトジュース
割合はお好みで。トマトに含まれる栄養素はアルコールの分解を補助する作用があるので、二日酔い等酒害が気になる人は1~2杯飲んだ方がいいかもしれません。
《ボイラー・メーカー》
・ビール
・バーボン
割合はビールが3でバーボンが1。本来はバーボンを注いだショットグラスをビールの中に沈めて出すビックリ系のカクテル。加算により度数が高くなっているので注意!
《ブラック・アンド・タン》
・コーラ
・ミルク
割合はコーラが2にミルクが1。意外と親和性があり、コーラの強い刺激をミルクが優しく包み込んでいる感じで口当たりがとてもいい。
他にも色々ありますが、とりあえずこの辺で。いきなり全部試して急性アルコール中毒で倒れないようにしてくださいね。
何事もほどほどに!
でまあ宴も終盤になると満腹になるか、酒や料理に飽いてきます。特にビールは飲み慣れていることもあってか、余ることも多いかと。
私なんかはそういう光景を見て毎回、もったいない、と感じていたんですが、カクテルの本を読んでいると、材料は居酒屋で注文できるもので賄えて、ビルド、つまり割るだけで作れるカクテルがいくつかあることを知りました。いくつか紹介してみたいと思います。
《ウイスキー・フロート》
・ウイスキー
・ミネラルウォーター
お冷を半分に減らし、その上にウイスキーを静かに注ぐだけのカクテル。静かに注ぐことで、水割りと違ってウイスキーとミネラルウォーターが二層に分離した状態になり、見た目にも美しく面白い。これは、ウイスキーの比重が水よりも軽いからこそ起こすことができる科学的な現象。
《ミモザ》
・シャンパン
・オレンジジュース
シャンパングラスにオレンジジュースを適当に入れた後、残りをシャンパンで満たす。割合は好みで。オレンジ特有の柑橘系の酸味と香りと炭酸を含んだシャンパンの相性が良く、甘いものが好きな人向け。
《シャンディガフ》
・スタウト(エール)
・ジンジャーエール
割合は1:1。好み次第ではスタウトをラガー(黒ビール)にしてもいいが、エール同士で相性が良いせいか、私はスタウトにした方が美味しいと思った。
《パナシェ》
・ビール
・レモネード
割合は1:1。本場ではレモネードだが、レモン風味のソフトドリンクでも可。苦味が薄まってさっぱり感が増すので、苦いのが苦手な人でも飲める。
《ビア・スプリッツァー》
・白ワイン
・ビール
割合は1:1。これもワインの甘味でビールの苦味が抑えられ、口当たりがすっきり。シャンパンの代用にもなるかも。
《ブラックベルベット》
・スタウト(エール)
・シャンパン
割合は1:1。シャンパンのカラーがスタウトの黒を鮮やかに引き立てて、見た目にも美しい。
《レッドアイ》
・ビール
・トマトジュース
割合はお好みで。トマトに含まれる栄養素はアルコールの分解を補助する作用があるので、二日酔い等酒害が気になる人は1~2杯飲んだ方がいいかもしれません。
《ボイラー・メーカー》
・ビール
・バーボン
割合はビールが3でバーボンが1。本来はバーボンを注いだショットグラスをビールの中に沈めて出すビックリ系のカクテル。加算により度数が高くなっているので注意!
《ブラック・アンド・タン》
・コーラ
・ミルク
割合はコーラが2にミルクが1。意外と親和性があり、コーラの強い刺激をミルクが優しく包み込んでいる感じで口当たりがとてもいい。
他にも色々ありますが、とりあえずこの辺で。いきなり全部試して急性アルコール中毒で倒れないようにしてくださいね。
里山奇談
coco 日高 トモキチ 玉川 数
KADOKAWA (2017-06-01)
売り上げランキング: 14,553
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生き物屋。
それは、好みの生き物を目当てに暇さえあれば東奔西走する趣味の人である。
その対象が虫全般の人もいれば、蝶や蛾、蜂に蝉と一つの種類に拘る者もいる。中には植物、生き物ですらない無機物を対象とする者もいる。
そんな彼らだからこそ、目的のために赴く場所も、情報をやり取りするネットワークも広い。そしてそのネットワークを通じて伝えられる情報は、最新の地域情報や新たに見つけた目当ての生き物がいる場所だけでなく、奇妙な体験談も含まれる。
悪しきモノを惹き寄せる土地。
なぜか長居する気になれない、絶好の釣りスポット。
野道を歩いている所を突然呼び止める、見知らぬ人。
人界である里と、異界である山。双方が混じり合う境界での体験談などを集めた奇談集。
舞台が里山ではなく海岸での話だったり、怪談奇談というよりもエッセイっぽい話だったりと、書名通りの内容とはいい難いが、それでも人界と異界とが混じり合う境界ならではの、心惹かれる独特な体験談も多く収録されている。
境界の世界は里、つまり人のいる場所で生活していると遠く感じるが、その境は実は曖昧に混ざり合っていて、意外と近い。その気はなくとも、通りがかるだけで何かしらを体験してしまうのかもしれない。
カミカゼ(カクテル) ※アレンジ

『カミカゼ』のレシピ
ウォッカ
ホワイト・キュラソー
ライム・ジュース
以上をシェイク。
――上記のレシピが基本なので、本来のカミカゼは透明または薄く緑がかっているのですが、これはご覧の通りの山吹色。これには理由がありまして。
2017年09月09日。つまり昨日のこと。

「……………………これは?」
「果実酒を作る要領で、多量の食用菊を50度のウォッカに漬け込んでみました。ホラ、9月9日は重陽の節句でしょ? この日に菊花を浸した酒を飲むと長寿が約束されるそうだから、作ってみた」
流石に50度のウォッカはストレートでは飲めないので、カクテルの材料にしてみました。
菊花のリキュール
オレンジ・キュラソー
ライム・ジュース
以上をシェイク。
その結果がこちら。

口に含むと、まず柑橘系の香りが口中に広がる。
オレンジ・キュラソーとライム・ジュースの、柑橘系特有の苦味と酸味が氷砂糖の甘さを抑え、さっぱり感を演出。
シェイクしたことで口当たりも良い。
とりあえず、飲める代物でホッとした。
「菊花のリキュールでカミカゼのレシピでしょ? ミカドってどう?」
「いや、それもうあるし。不謹慎すぎるし」
お咒い日和
お咒い日和 その解説と実際 (幽BOOKS)
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加門 七海
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オマジナイもノロイも、祈祷もお祓いも、効力が強いか弱いか、善意か悪意か、自分のために行使するか相手のために行使するか、その違いだけで、その根本は皆同じ。
誰もが自覚して、または無自覚にオマジナイを行使している。
祝いの言葉を贈って祝福したり、憎しみの言葉をぶつけて呪ったり。
千羽鶴を折って回復を願ったり、水引をあしらえた祝儀袋を使ったり。
親指を立てたり指切りをしたり。
幸福、不幸、安全、愛憎、物欲、未来。様々な欲望を基に、人はオマジナイを求め行使する。
オマジナイに通じていれば、普段の言動を意識して制限することで、安定した日常を送ることができる。
そうでなければ、不用意な言動で己のみならず、周囲の人にも不幸や災いが訪れる。
この日常はオマジナイで溢れている。だから、オマジナイに通じる必要がある。
第一章では身近なテーマごとにオマジナイを解説、第二章では古来から存在する職能にまつわるオマジナイの取材、第三章ではオマジナイと占いについて。
人の世を支配するもう一つの理、『お咒い』の解説本。