キングコング:髑髏島の巨神
キングコング:髑髏島の巨神 ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
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ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント (2017-07-19)
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舞台は1973年。パリ協定に基づく当時の大統領ニクソンの意向により、米軍はベトナムから撤退を始めていた。
NASAの地球資源探査衛星『ランドサット』が新たな島を発見し、NASAと特別研究機関モナークによる合同調査チームが組まれる。同行者は他に、フリーランスの傭兵のコンラッド、戦場カメラマンのウィーバー、そしてベトナムから帰国予定だった、パッカード大佐率いる米軍のヘリ部隊が護衛に就くことになった。
積乱雲を超えて島に乗り込んだ調査団は、爆弾を使った調査を始めるが、直後に巨大なコングが現れ、ヘリ部隊を次々に落としてしまった。
生き残った者たちは、島を脱出するために予め合流地点にしていた島北部を目指すことにしたが、それは未知の生物とのサバイバルでもあった。
巨大生物同士と人間との三つ巴の争いの顛末を描いた怪獣映画。
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忍物語
思っているより濃いんですよ
暗闇みたいなダークブルーなんです"
臥煙伊豆湖に呼び出された阿良々木暦が目にしたのは、入院着を身に着けた木乃伊。
臥煙さんによると、被害者は直江津高校の女子生徒。そして首筋辺りには、特徴的な二つの穴が穿たれていた。
二度あることは三度ある。新たなる吸血鬼異変の解決に向け、大学生となった暦は町を奔走する。
果たして、此度の主犯は、忍野忍を吸血鬼にした吸血鬼なのか――?
新シリーズ、<モンスターシーズン>が開幕! 今回は決死にして必死にして万死の吸血鬼が再登場!
拝み屋怪談 来たるべき災禍
拝み屋怪談 来たるべき災禍 (角川ホラー文庫)
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郷内 心瞳
KADOKAWA (2017-06-17)
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今、私の目の前には、めった刺しにされ、目と口を大きく開き、壮絶な相貌をして事切れた少女が横たわっている。
彼女の名は、桐島加奈江。
かつて、絶望の淵にいた私を救い、楽しい日々を過ごし、そして今度は恐怖の底に突き落とした少女。
どうしてこうなってしまったのか。
私はゆっくりと記憶を手繰っていった――。
少年期より、忘れた頃に現れては私を苛み続けた異形の少女、桐島加奈江。ついに彼女と決別することになった私に訪れる、衝撃の結末とは。
話の展開が良くできている分、小説としての良さは出ているが逆に実話らしさが弱くなっていて、実話怪談が好きな人には受け付けられない内容かも。だが意識してその構成にしているなら、前書きにある「虚実の境が曖昧になることへの恐怖」の表現には成功していると思う。
途中で明晰夢の話が出てくる。明晰夢は前頭葉が半覚醒した状態で起きる「今自分は夢の中で夢の中にいることを自覚できている状態」だそうだが、前頭前野を含む「前頭連合野」と、その前頭連合野と特に強固なネットワークを形成している「頭頂連合野」において、ウトウト状態では情報伝達効率が低下していることがわかっている。
で、この頭頂連合野が、観察実験でわかった、被験者が瞑想がピークに達したと感じた時、活動が盛んになっている部位なのだが、別の本で、見えないもの(お化けとか妖怪とか幽霊とか)を視覚化させている部位についても同じ所を指している。そしてそこは空間と時間、自身と世界との境界を自覚する所でもある。
なぜ一部の人が霊を見、そして干渉することができるのか。もしかしたらそれを解明するきっかけとなるのは脳科学かもしれない。