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2023-12

カメラを止めるな!

 とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる!

 前半の???な場面の、後半で次々に明らかとなる真実!
 これは確かに、観ていない人には「まずは最後まで観ろ!」としか言えない。 ――ただ。

 映画が好きな人ならハマる。
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テーマ:邦画 - ジャンル:映画

ジュラシック・ワールド/炎の王国




 前作の大惨事のあと、恐竜だけが住むようになったイスラ・ヌブラル島に火山の大噴火の兆候が発見される。
 合衆国連邦議会が、恐竜保護は政府としては行わないという結論を出したことを知った、元ジュラシックワールドの経営者にして、現在は恐竜保護グループの代表であるクレア・ディアリングはロックウッド財団という慈善事業団体と連絡を取り、実際に代表に会いに行って恐竜保護計画の支援を取り付ける。
 クレアは田舎で半隠居生活を送っているオーウェンにも協力を依頼した。最初は渋ったオーウェンだったが、やはり大事にしていたヴェロキラプトルのブルーへの想いを捨てきれず、同行することを決める。団体メンバーでエンジニアのフランクリンと獣医のジアを含めた一行が島に到着すると、先行していた傭兵部隊と合流して、恐竜保護と並行してブルーを探し始めたが、その裏では、恐竜を巡ってもう一つ、別の計画が始まっていた――。

 以下ネタバレ含む感想。

ジュラシック・ワールド/炎の王国 »

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

変態村

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 流しのシンガーであるマルク。次の興行先へ移動している途中で車が故障してしまい、犬を探している男の案内で寂れたペンションに泊まることに。
 翌日、マルクが散歩をしていると村人たちの変態行為を目撃してしまう。ペンションの主であるバルテルも様子がおかしく、一方的に逃げた女房のことを話すばかり。更に翌日、バルテルに車を燃やされ、マルクは監禁されてしまう。
 マルクはこの異常な"変態村"から逃げ出すことができるのか?


 原題が『Calvariae (髑髏)』。『Calvariae Locus』だと「ゴルゴダの丘」のことらしい。邦題が原題と全く違うんだけど、でも邦題が凄くしっくりくる。
 幽霊は出てこない。殺人鬼も出てこない。村人も別に嬉々として殺人をするわけでもない。ただ異常で非常識なだけだ。
 地図を見れば、ヨーロッパ大陸は広い。深い森もあれば険しい山もある。いやヨーロッパでなくとも、知名度が低くて詳細を知っている人がほぼおらず、旅人が行方不明になっても誰も気づかない場所があるのではないか。そう思わせるような映画。
 コレを観たら、きっと個人旅行をするのが怖くなる。かも。

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

イントゥ・ザ・ストーム




 アメリカ中西部にある街、シルバートンに竜巻注意報が発令される。竜巻や嵐を追いかけてはデータや映像を記録し続けることを生業とするストーム・チェイサーのリーダーであるピートは、気象学の博士号を持つアリソンの意見を受け入れ、シルバートンを次の目的地にする。
 一方、シルバートンの高校では卒業式が行われていたが、竜巻の接近に伴い、参加者は式を中断して校舎に避難していた。被害は建物のみに留まっていたが、教頭であるゲイリーは、高校の学生で長男のドニーの姿が見えないことに気づく。実はドニーは、片思いしているケイトリンの卒業制作を手伝うため、卒業式をサボって彼女と廃工場に行ってしまったのだ。次男のトレイからその旨を聞き、ゲイリーはトレイと共に、ドニーとケイトリンを助けに廃工場へ向かう。
 途中、ゲイリーらは竜巻を追うピートたちと遭遇、次の竜巻の発生地点が廃工場の方角とわかったことから、行動を共にすることに。
 そして彼らは、最強かつ最凶の竜巻と直面することになる……!


 行方不明の息子を探す父親と竜巻を追う人々の行動を軸に、最大級の竜巻が街を襲う様をリアルかつサスペンスフルに描写したディザスター・ムービー。
 最大の特徴は、登場人物たちがいずれもヒーロー然としていない、「普通の人々」ということである。ゲイリーは救急隊員でも消防隊員でもない、ただの教員であり、加えて妻が亡くなったことで息子たちとの間に溝を感じている。シングルマザーのアリソンは離れて暮らす娘との距離を憂う一方、気象予測を外したことからピートから嫌味を言われストレスを溜めていている。そのピートはなかなか成果をあげられず、スポンサーも降りてしまったことでイライラを周囲のクルーにぶつけている。そんなどこにでもいる彼らが、時に竜巻から逃げ、時に竜巻に襲われた人々を助けようと行動する。その設定が、観客を彼らに感情移入しやすくしてくれる。
 また、撮影手法がP.O.V.方式(一人称視点)という点も臨場感を盛り上げる。ストーム・チェイサーはもちろんのこと、ドニーは卒業制作に使う映像記録用に、トレイは卒業生たちが二十五年後に観るための卒業ビデオ用の映像を撮るために、それぞれカメラを回していて、その主観映像が竜巻に襲われる恐怖と臨場感を観客により鮮明に伝えてくれる。特に終盤、ピートが竜巻に飲み込まれた時の、現実的な恐怖と幻想的な美しさの二面性を写した映像は、この映画の最大の見所だ。ちなみに、彼らの映像を編集し、関係者のインタビューを交えて記録として残したものが本作という、フェイク・ドキュメンタリー形式をとっている。
 A級俳優がおらず、他の安っぽいディザスター・ムービーに紛れて、なかなか食指が動かないかもしれませんが、これは面白かったですよ!

テーマ:B級映画 - ジャンル:映画

キングコング:髑髏島の巨神

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 舞台は1973年。パリ協定に基づく当時の大統領ニクソンの意向により、米軍はベトナムから撤退を始めていた。
 NASAの地球資源探査衛星『ランドサット』が新たな島を発見し、NASAと特別研究機関モナークによる合同調査チームが組まれる。同行者は他に、フリーランスの傭兵のコンラッド、戦場カメラマンのウィーバー、そしてベトナムから帰国予定だった、パッカード大佐率いる米軍のヘリ部隊が護衛に就くことになった。
 積乱雲を超えて島に乗り込んだ調査団は、爆弾を使った調査を始めるが、直後に巨大なコングが現れ、ヘリ部隊を次々に落としてしまった。
 生き残った者たちは、島を脱出するために予め合流地点にしていた島北部を目指すことにしたが、それは未知の生物とのサバイバルでもあった。
 巨大生物同士と人間との三つ巴の争いの顛末を描いた怪獣映画。

キングコング:髑髏島の巨神 »

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 目を覚ました時、男は見知らぬ立方体の部屋にいた。所持品はなく、衣服も自前のものではなく入院着のような簡素のものに着替えさせられていた。部屋の上下左右前後、六面全てに扉があり、鍵はかかっていない。
 やがて隣や下から一人、また一人、と同じように閉じ込められた人が入ってくる。
 誰が? 何のために?
 数々の疑問が浮かぶ中、彼らは立方体の迷宮からの脱出を試みる。


 狭い舞台の中で繰り広げられるサスペンス劇が秀逸のシチュエーションスリラー。他の映画でもそうですが、不条理な状況や生命の危機に心身ともに追い詰められることで、日常の仮面(ペルソナ)が剥がれ、登場人物たちの本性が剥き出しになっていく過程が怖い。日常時に信頼できる人が、非常時に暗い本性を見せた時の絶望感はいかほどか。
 身近な人の本性を知りたくなった時は、その人を想定外の状況、危機的状況に放り込めばいいのかもしれない。

テーマ:サスペンス映画 - ジャンル:映画

DEADPOOL

DEADPOOLDEADPOOL


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(↑なんか日本版のリンクが作成不可能なので大不評の海外版のリンクで代用。デップーのイタズラ?)

 凄絶な現場のストップモーションを用いたオープニングクレジット(これが初っ端から実にヒドイww)の後、映像はタクシーに乗った、全身赤タイツにマスクを被り、銃と剣で武装した男を映す。
 男は無理矢理に助手席に移ると、デッドプールと名乗って運転手と過激なトークを交わした後、ハイウェイのど真ん中で下車(運賃はツケ)。そのまま音楽を聴きつつ落書きをして暇をつぶしていると、交差する下の道路を目標の一味が走ってきたのでそのまま下へダイブ。サンルーフを突き破ってそのまま戦闘へ。そして車がド派手に横転し、車体が上下逆さになったところでカメラに向かって一言。

「ガスの元栓閉めたっけ?」


 相手を殺すのに躊躇いなし! 口を開けばシモネタメタネタオフザケ満載のおしゃべり! マーベル史上最も異色のキャラクターを主役にしたアメコミアクション映画。


 ――軽い。
 徹底的に話のノリが軽い。
 ミュータントへ成り果てた経緯は重いけれど、それが霞むほどにデッドプールのキャラが軽く、そして濃い。
 まとめ記事等で得た情報と比べてかなり正気寄りなのは、やっぱりあまり原作に忠実だと、物語が破綻して映画として成り立たなくなるからだろうか。
 あとデッドプール側のキャラが濃いメンツばかりなのに対して、敵側のキャラクターが地味で地味で、アクションと演出は悪くなかったので「面白かった」けど、「凄く面白かった」ではなかったな。
 もし次作があったら、敵キャラが強力な能力があるミュータント(もしくはエイジャックスが原作に準じてサイボーグ化して再登場?)で、終盤、ピンチになっても余裕のおしゃべりののち、奇策で勝利という展開だといいなぁ。そう、ジョセフ・ジョースターのように。

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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WHO AM I
NO SYSTEM IS SAFE
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 ある夜、ハッカー集団『CLAY』の一人、ベンヤミンが警察に出頭する。目的は情報の提供と引き換えに、命を狙われている我が身の安全を保護してもらうこと。尋問を担当した捜査官になぜハッカーになり、どうして命を狙われることになったかを語っていくベンヤミン。しかし捜査官は、彼の話には矛盾や穴があることを直感する。ベンヤミンの独白の裏にある真実とは。彼が出頭した本当の目的とは。
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 ツタヤでのポップに惹かれてレンタル。このツタヤでの先行レンタル、アマゾンの通信販売より早かったのね。アマゾンに商品がなくて「あれー?」と思っちゃったよ。
 さて、その展開はスタイリッシュとは言い難く、真相も確かに驚かされる内容だが、同じように捜査官相手に犯人が事件を語る『ユージュアル・サスペクツ』と比べると、どうしても見劣りする。
 だがそれらに目をつぶれば秀作のサスペンスには違いない。特にインターネットのアングラ(アンダーグラウンド)な面を地下鉄の車内に見立てた演出は素晴らしい。我々が普段使用しているネットが地上を走る列車なら、地下を走る列車、つまりアングラな面もまた確実に存在する。コンピューター犯罪が日常と地続きで、決して他人事ではないということが列車という身近な存在で演出されているのだ。
 騙すか騙されるか、という点で楽しむ以上に、インターネットの暗黒面を垣間見ることができるという点でも観る価値のある映画だ。

テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

ジーパーズ・クリーパーズ

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 帰省中のトリッシュとダリーの姉弟。その弟が運転する車が突然トラックに追突される。
 執拗にぶつかってくるトラックをなんとか回避した二人だったが、その先で、やり過ごしたトラックが古びた教会の敷地に停まっているのを見つける。しかも運転手は血まみれのシーツで包んだ“何か”を敷地内の穴に捨てていた。
 トラックが去るのを見届けた後、ダリーが「包まれていたものは人で、もしかしたらまだ生きているかも」と好奇心と正義心から教会に向かう。止めても聞かないダリーに辟易しながらも、トリッシュは一緒についていくことにする。
 そしてうっかり穴に落ちてしまったダリーが中で見たものは、想像を絶するおぞましい光景で……。
 怪人に狙われた姉弟の運命は。そして怪人物の正体は。
 後半の予想外の展開に驚愕必至の異色ホラー。

 以下、ネタバレ含む感想。

ジーパーズ・クリーパーズ »

テーマ:ホラー映画 - ジャンル:映画

バトルランナー

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 そう遠くない未来。アメリカ経済は破綻し、情報は統制され、娯楽はTVのみに制限され、国民の言動はコントロールされていた。
 元警官のベン・リチャーズは勤務中に命令に従わなかったことで無実の罪で服役していたが、囚人仲間と共に脱獄する。
 ベンは協力を得ようと弟の住まいに入ったが、弟は既にそこにはおらず、代わりにアンバー・メンデスが暮らしていた。仕方なくアンバーを人質に逃走を図るが隙を突いてアンバーは脱走、ベンは捕まってしまう。
 一方、恩赦を求めて犯罪者が命を懸けてハンターと闘う人気番組『ランニングマン』の司会者、デーモン・キリアンはベンのタフネスさに目をつけ、強引に彼を次の挑戦者にする。しかしベンのタフネスさはデーモンの想像以上で、彼は襲い来るハンターを次々に返り討ちにしていく…!
 ディストピアと化したアメリカと権力者の武器と化したマスメディアをマッチョがぶちのめすタフガイアクション。

 以下ネタバレ含む感想。

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テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済

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J.Smith

Author:J.Smith
 興味を惹かれるととことんのめり込みますが、きっかけがあれば冷めるのも早いです(^^)。
 色々読んでいます。最近は読むだけでなく、実行可能なものは実践してみています。ただし、主観的なもの、プラシーボ効果、思い込み等の可能性も否定しません。

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