テキーラ・サンライズ(カクテル)

①テキーラ:45mlをグラスに注ぐ。
②次いで、オレンジ・ジュース:適量をグラスに注ぐ。
③軽くかき混ぜる。
④グレナデン・シロップ:2tspを静かに注ぎ、底に沈める。
オレンジを朝焼けの空、グラスの底に沈んだグレナデン・シロップを、顔を出したばかりの太陽に見立てた、見た目にも大変美しいカクテル。甘さも残らず、口当たりも良い。
飲んでいくと、当然オレンジ・ジュースの割合が減ってグレナデン・シロップが強調されていくため、段々と日が沈んでいくようで、侘び寂びの「寂び」を感じて、その辺りでも、夏に飲めば暑さを紛らわしてくれそうだ。
今回でテキーラを一瓶空けました。産地ゆえか、夏に飲むのが相応しいと感じるカクテルレシピが多かったです。夏、ビールが苦手な人は、テキーラベースのカクテルを飲んでみてはいかがでしょうか。
ブロードウェイ・サースト(カクテル)

《割合》
テキーラ:3
オレンジ・ジュース:2
レモン・ジュース:1
シュガー・シロップ:1tsp
カクテル・グラス配分だと、
テキーラ:30ml
オレンジ・ジュース:20ml
レモン・ジュース:10ml
シュガー・シロップ:ティースプーン1杯
以上をシェイク。
ブロードウェイ・サーストを直訳すると、「渇いた大通り」。名前の通り、通りが渇くほどに暑い日に飲むのに最適なカクテルで、柑橘系の風味が暑さを忘れさせてくれるような、爽やかなカクテル。そもそもテキーラが南米産だし、オレンジとレモンという組み合わせが、どことなく太陽を連想させる。また、柑橘類に含まれるビタミンCは、夏バテの主な症状も緩和してくれる薬効があるので、季節を問わないカクテルとされているが、まさに夏にふさわしいカクテルだろう。甘いのが苦手ならば、シュガー・シロップを抜いてもらうといい。
マタドール(カクテル)

《割合》
テキーラ:2
パイナップル・ジュース:3
ライム・ジュース:1
シャンパン・グラス配分だと、
テキーラ:30ml
パイナップル・ジュース:45ml
ライム・ジュース:15ml
以上をシェイク。
「マタドール」というのは、もちろん「闘牛士」という意味。その口当たりは暴れ牛を倒すような、キリッとした刺激のあるものではなく、ひらりと暴れ牛をかわすような、華やかなもの。パイナップル・ジュースの甘味がテキーラの風味を和らげ、ライム・ジュースの酸味がアクセントとなり、爽やかな飲み心地にしてくれている。人気のカクテルというのも頷ける。
ちなみにビルドのバージョンもあり、こちらはシェイクしない分、マタドールに刺されるような重さがある。まあ好みで。
マルガリータ(カクテル)

テキーラ買いました。
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・テキーラ
・ホワイトキュラソー
・レモンジュース
以上をシェイク。
さっぱりとした酸味で飲みやすいんだけど……ぼんやりしていて一味足りない。本を読み返したら「塩でスノースタイル」してなかった。
とりあえず塩を舐めてから一口。
おおぅ!?
塩がマルガリータを引き締めて、シャキッとした味に。スノースタイルは見た目だけでなく、味にアクセントを加えるためにも必要だったのね。次はスノースタイルを忘れないようにしよう。
居酒屋で(勝手に)作れるカクテル
大学のサークルや会社内で主催される飲み会。大抵お店は居酒屋チェーン店で、まずはビールで乾杯、が主流かと思います。
でまあ宴も終盤になると満腹になるか、酒や料理に飽いてきます。特にビールは飲み慣れていることもあってか、余ることも多いかと。
私なんかはそういう光景を見て毎回、もったいない、と感じていたんですが、カクテルの本を読んでいると、材料は居酒屋で注文できるもので賄えて、ビルド、つまり割るだけで作れるカクテルがいくつかあることを知りました。いくつか紹介してみたいと思います。
《ウイスキー・フロート》
・ウイスキー
・ミネラルウォーター
お冷を半分に減らし、その上にウイスキーを静かに注ぐだけのカクテル。静かに注ぐことで、水割りと違ってウイスキーとミネラルウォーターが二層に分離した状態になり、見た目にも美しく面白い。これは、ウイスキーの比重が水よりも軽いからこそ起こすことができる科学的な現象。
《ミモザ》
・シャンパン
・オレンジジュース
シャンパングラスにオレンジジュースを適当に入れた後、残りをシャンパンで満たす。割合は好みで。オレンジ特有の柑橘系の酸味と香りと炭酸を含んだシャンパンの相性が良く、甘いものが好きな人向け。
《シャンディガフ》
・スタウト(エール)
・ジンジャーエール
割合は1:1。好み次第ではスタウトをラガー(黒ビール)にしてもいいが、エール同士で相性が良いせいか、私はスタウトにした方が美味しいと思った。
《パナシェ》
・ビール
・レモネード
割合は1:1。本場ではレモネードだが、レモン風味のソフトドリンクでも可。苦味が薄まってさっぱり感が増すので、苦いのが苦手な人でも飲める。
《ビア・スプリッツァー》
・白ワイン
・ビール
割合は1:1。これもワインの甘味でビールの苦味が抑えられ、口当たりがすっきり。シャンパンの代用にもなるかも。
《ブラックベルベット》
・スタウト(エール)
・シャンパン
割合は1:1。シャンパンのカラーがスタウトの黒を鮮やかに引き立てて、見た目にも美しい。
《レッドアイ》
・ビール
・トマトジュース
割合はお好みで。トマトに含まれる栄養素はアルコールの分解を補助する作用があるので、二日酔い等酒害が気になる人は1~2杯飲んだ方がいいかもしれません。
《ボイラー・メーカー》
・ビール
・バーボン
割合はビールが3でバーボンが1。本来はバーボンを注いだショットグラスをビールの中に沈めて出すビックリ系のカクテル。加算により度数が高くなっているので注意!
《ブラック・アンド・タン》
・コーラ
・ミルク
割合はコーラが2にミルクが1。意外と親和性があり、コーラの強い刺激をミルクが優しく包み込んでいる感じで口当たりがとてもいい。
他にも色々ありますが、とりあえずこの辺で。いきなり全部試して急性アルコール中毒で倒れないようにしてくださいね。
何事もほどほどに!
でまあ宴も終盤になると満腹になるか、酒や料理に飽いてきます。特にビールは飲み慣れていることもあってか、余ることも多いかと。
私なんかはそういう光景を見て毎回、もったいない、と感じていたんですが、カクテルの本を読んでいると、材料は居酒屋で注文できるもので賄えて、ビルド、つまり割るだけで作れるカクテルがいくつかあることを知りました。いくつか紹介してみたいと思います。
《ウイスキー・フロート》
・ウイスキー
・ミネラルウォーター
お冷を半分に減らし、その上にウイスキーを静かに注ぐだけのカクテル。静かに注ぐことで、水割りと違ってウイスキーとミネラルウォーターが二層に分離した状態になり、見た目にも美しく面白い。これは、ウイスキーの比重が水よりも軽いからこそ起こすことができる科学的な現象。
《ミモザ》
・シャンパン
・オレンジジュース
シャンパングラスにオレンジジュースを適当に入れた後、残りをシャンパンで満たす。割合は好みで。オレンジ特有の柑橘系の酸味と香りと炭酸を含んだシャンパンの相性が良く、甘いものが好きな人向け。
《シャンディガフ》
・スタウト(エール)
・ジンジャーエール
割合は1:1。好み次第ではスタウトをラガー(黒ビール)にしてもいいが、エール同士で相性が良いせいか、私はスタウトにした方が美味しいと思った。
《パナシェ》
・ビール
・レモネード
割合は1:1。本場ではレモネードだが、レモン風味のソフトドリンクでも可。苦味が薄まってさっぱり感が増すので、苦いのが苦手な人でも飲める。
《ビア・スプリッツァー》
・白ワイン
・ビール
割合は1:1。これもワインの甘味でビールの苦味が抑えられ、口当たりがすっきり。シャンパンの代用にもなるかも。
《ブラックベルベット》
・スタウト(エール)
・シャンパン
割合は1:1。シャンパンのカラーがスタウトの黒を鮮やかに引き立てて、見た目にも美しい。
《レッドアイ》
・ビール
・トマトジュース
割合はお好みで。トマトに含まれる栄養素はアルコールの分解を補助する作用があるので、二日酔い等酒害が気になる人は1~2杯飲んだ方がいいかもしれません。
《ボイラー・メーカー》
・ビール
・バーボン
割合はビールが3でバーボンが1。本来はバーボンを注いだショットグラスをビールの中に沈めて出すビックリ系のカクテル。加算により度数が高くなっているので注意!
《ブラック・アンド・タン》
・コーラ
・ミルク
割合はコーラが2にミルクが1。意外と親和性があり、コーラの強い刺激をミルクが優しく包み込んでいる感じで口当たりがとてもいい。
他にも色々ありますが、とりあえずこの辺で。いきなり全部試して急性アルコール中毒で倒れないようにしてくださいね。
カミカゼ(カクテル) ※アレンジ

『カミカゼ』のレシピ
ウォッカ
ホワイト・キュラソー
ライム・ジュース
以上をシェイク。
――上記のレシピが基本なので、本来のカミカゼは透明または薄く緑がかっているのですが、これはご覧の通りの山吹色。これには理由がありまして。
2017年09月09日。つまり昨日のこと。

「……………………これは?」
「果実酒を作る要領で、多量の食用菊を50度のウォッカに漬け込んでみました。ホラ、9月9日は重陽の節句でしょ? この日に菊花を浸した酒を飲むと長寿が約束されるそうだから、作ってみた」
流石に50度のウォッカはストレートでは飲めないので、カクテルの材料にしてみました。
菊花のリキュール
オレンジ・キュラソー
ライム・ジュース
以上をシェイク。
その結果がこちら。

口に含むと、まず柑橘系の香りが口中に広がる。
オレンジ・キュラソーとライム・ジュースの、柑橘系特有の苦味と酸味が氷砂糖の甘さを抑え、さっぱり感を演出。
シェイクしたことで口当たりも良い。
とりあえず、飲める代物でホッとした。
「菊花のリキュールでカミカゼのレシピでしょ? ミカドってどう?」
「いや、それもうあるし。不謹慎すぎるし」