テレワーク
ナルミさんが勤めている会社では、家庭環境や必要に応じて、社員が自宅で仕事をすることを許可している。
そのナルミさんが、はじめて自宅で仕事をすることになったときの話。
自分のデスクトップがある作業机の前、部屋の中心にあるテーブルに置いた、会社支給のラップトップを開き、メールのチェックや書類の作成など、通常業務をこなしていく。
やがて定時を迎え、退勤打刻をすると、ラップトップの電源を落とした。画面が真っ黒になり、自分の背後がおぼろげに映る。
ナルミさんの作業机は座卓タイプで、高さがテーブルとほぼ同じ。なので、自分はデスクトップのモニターとラップトップのモニターに挟まれるかたちになる。
自分の肩口から見える、デスクトップのモニター。
そこに、顔があった。
嗤っているように見えた、という。
慌てて振り返ったが、デスクトップのモニターにも、そして見直したラップトップのモニターにも、それと思われるものはなかった。
作業する場所を変えてみたがしっくり来ず、以降、自宅で仕事をするときは、その前にデスクトップのモニターに覆いをするようになったという。
そのナルミさんが、はじめて自宅で仕事をすることになったときの話。
自分のデスクトップがある作業机の前、部屋の中心にあるテーブルに置いた、会社支給のラップトップを開き、メールのチェックや書類の作成など、通常業務をこなしていく。
やがて定時を迎え、退勤打刻をすると、ラップトップの電源を落とした。画面が真っ黒になり、自分の背後がおぼろげに映る。
ナルミさんの作業机は座卓タイプで、高さがテーブルとほぼ同じ。なので、自分はデスクトップのモニターとラップトップのモニターに挟まれるかたちになる。
自分の肩口から見える、デスクトップのモニター。
そこに、顔があった。
嗤っているように見えた、という。
慌てて振り返ったが、デスクトップのモニターにも、そして見直したラップトップのモニターにも、それと思われるものはなかった。
作業する場所を変えてみたがしっくり来ず、以降、自宅で仕事をするときは、その前にデスクトップのモニターに覆いをするようになったという。
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